内容説明
“小説を発表し、ベストセラーにすること”―それが、500万ポンドという父の莫大な遺産を継ぐため、ジョシュアに課された条件だった。小説など書いたこともなく、途方に暮れるジョシュアだったが、学生時代に何度も旅行したインドへ小説のネタを探しにいくことを決意した。インドを放浪しても良い材料は見つからず、金も底をつきはじめた。追いつめられていくなか、滞在していた安ホテルに麻薬捜査の手が延びる。が、思わず口をついて出た嘘が突破口となった。“自分は新聞記者で、ムンバイの麻薬ルートの潜入取材をしている”と。そうだ、これをネタにしてしまおう!幸いホテルで絶世の美女とも出会った。これでベストセラーの素材は完璧。そうと決まれば話ははやい。バイクにまたがり、美女と二人、国境めざしてインド横断に乗りだすが…。イギリスで発売されるや、「これは『ビーチ』に対する21世紀の答えだ」と絶賛された、新感覚ロード・ノヴェル。
著者等紹介
ロード,ウィリアム[ロード,ウィリアム][Rhode,William]
ロンドン生まれ。インド、タイ、香港などで経済ジャーナリストとして活躍。経済誌の編集者を経て、2002年に『ペイパーバック・ライター』で長年の夢であった作家デビューを果たす。同書は「21世紀のキプリング、P.G.ウッドハウス」と称される(『タイムズ』紙)など絶賛、イギリスでベストセラーになった。現在は妻と息子とともにニューヨークに暮らす
三川基好[ミカワキヨシ]
1950年、東京生まれ。早稲田大学文学部教授。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jeanie
じろ
kemta