内容説明
人気DJのヘレナは、ドラッグに酔って起こした事故で片耳の聴力を失ってしまった。病院で目を覚ました彼女を待っていたのは、あたりをかぎまわるゴシップ記者だけだった。病室を訪れる友人もなく、孤独と絶望のなかで彼女はある決断をした。20の曲とその思い出をひとつずつ集めて本を書き、その自伝を胸に自殺をしよう。彼女の“最後の番組”が始まり、そこにかかってきたリクエストとは…。ロックの名曲とともに贈る、友情と愛の物語。
著者等紹介
ヴォス,ルイーズ[ヴォス,ルイーズ][Voss,Louise]
VirginやEMIなど、音楽業界での長いキャリアをもつ。インディーズレーベルのプロダクト・マネジャーとしても活躍。本書で作家デビューを果たした。現在はロンドンで音楽ディレクターをするかたわら、執筆を続けている。ロンドンに夫と3歳になる娘と暮らす
矢羽野薫[ヤハノカオル]
1969年生まれ。魔応義塾大学法学部卒。書籍・雑誌を中心に翻訳を手がける
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