出版社内容情報
創業130年、古都鎌倉で愛され続けてきた「鳩サブレー」の豊島屋。その魅力を余すところなくご紹介。そのはじまりから四季折々のお菓子のおいしさ、鳩サブレー以外にも広がる豊島屋ワールドのすべてがここに!
内容説明
相州・鎌倉で愛されて130年、豐島屋の銘菓とともに鎌倉を探訪。
目次
はじまりは瓦煎餅
鳩サブレー
定番お菓子で巡る鎌倉散歩
散策の帰りに…
上生菓子で感じる鎌倉の四季
年末年始の愉しみ
「置石店」と「扉店」でも年末年始を愉しみます
鎌倉における赤と白の話
名所まんじゅうをたどる
鎌倉の彩りを知る干菓子
わっぱ菓子が好き
鶴と鳩のこと
本店のしつらえ
「八十小路」は八幡様に続く道
実は昔からあったわっふる
「扉店」の昔ながらのカレーライスと日替わりランチ
勝手に鳩サブレーの愉しみ
豊島屋のパンの歴史
豊島屋と洋菓子
鳩を探せ制服にも鳩
オリジナルグッズ発売から20年以上の時を経て
”豊島屋四代目久保田陽彦社長×DJ秀島史香さん”130周年を迎えての今と、これから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moonlight
28
20代前半、鎌倉の西隣の藤沢から東隣の逗子に通勤していたので、鎌倉も馴染みのある街。この本に出てくるお菓子のいくつかは豊島屋の商品だと意識しないで親しんでいた。でも、本店限定品に知らなかった物が多くてあの頃ならすぐに買いに行けたのに惜しいことしたなぁ。数年前に久々に鎌倉に行ったら小町通りが食べ歩きの街と化していて面食らってイワタコーヒーに逃げ込んだのだけど、次は豊島屋の茶寮にぜひ行かねば。とりあえず今は8/10ハトの日にオンライン注文した1枚入り鳩型缶が届くのを楽しみに待っているところ😊 2024/09/17
あじ
25
本書の凄さは、豊島屋さんの推しが豊島屋さんの全面協力のもと上梓した点だと思う。春夏秋冬の上生菓子、干菓子をはじめ、支店のパンやケーキにまで及ぶ写真が豊富である上、喫茶部門の様子を垂涎の域で捉えていた。この私が本店の暖簾を潜った際、真っ先に向かったのはショーケースではなくグッズ売り場だった(社長さんの危惧通り、笑)。対談コーナーに登場した、応接室の鳩ソファーがとても可愛らしかった。どっしりとした社長さんをも包み込む、鳩胸にキュン。鶴岡八幡宮の“八”は鳩の末広がり、豊島屋さん130周年おめでとうございます。2024/10/31
えつ
12
小さい頃から祖母の家(群馬の山奥)には鳩サブレーの缶があり、馴染み深かった豊島屋さん。祖母の家に行くたびに食べていたので、鳩サブレーが全国区で購入できるものではないことを知ったときの衝撃ったら…。いつも新宿で購入していて、まだ本店などには行ったことがない。いつか現地で買い物できたら…と思っているけど、難しそう。 それにしても、豊島屋さんはどれも魅力的なお菓子ばかり。知らないお菓子もたくさん載っていたし、豊島屋さんへの愛もたくさん伝わってきた。久しぶりに鳩サブレー食べたくなってきたな。2024/10/13
noko
9
豊島屋さん130周年に2024年に出版された本。豊島屋を愛する委員会なんていうのがあるのにもビックリ。1894年に創業。開店当初に人気だったのは、瓦煎餅。鳩サブレーの誕生は、開店から3年後、初代が来店した外国人のお客様から大きなビスケットをもらって、それに感動したことから作ろうとした。でもバターが手に入らなくて、大変だった。作っても認知度の問題から、犬の餌になることも。砂糖が戦争で手に入らないので一時休業。終戦後にまたサブレーを作るも満足いかず、初代は亡くなった。お菓子の写真たっぷり。見てるだけで幸せ。2025/03/01
きゅー
7
鎌倉の鳩サブレーと言えば豊島屋。その豊島屋の創業130周年を記念して発刊された一冊。ちなみに「鳩サブレ」ではなく「鳩サブレー」。初めて知ったが、豊島屋は季節の上生菓子や羊羹なども売っているとのこと。本店ではないがパンの販売やパーラーもやっているそうだ。ある日のランチは海鮮丼とのこと。本店には一回行ったことがあるが、重厚な雰囲気を覚えている。2024/12/17