内容説明
バーバラ・ウォーは有能な出版エージェント。みずからのオフィスをかまえ、毎日多忙な日々を送っている。しかし、彼女は過去に大きなトラウマを抱えていた。9年前、4歳の娘アンジェラが誘拐され、惨殺されたのだ。仕事に没頭し、ようやくその傷も癒えつつあるころ、1本の電話がかかってくる。「ママ、私よ…」。それは死んだはずのアンジェラからだった。娘はまだ生きているのか?生きているならいまどこに?その日から母の必死の探索が始まる。えもいわれぬ恐怖がたちのぼる、ホラー小説の巨匠キャンベルの代表作、待望の邦訳。
著者等紹介
キャンベル,ラムゼイ[キャンベル,ラムゼイ][Campbell,Ramsay]
1946年イギリス、リヴァプール生まれ。11歳ごろよりSFやホラーの世界にのめりこみ、H・P・ラヴクラフトの影響を大きく受ける。18歳で短編集を出版。処女長編は『母親を喰った人形』(76年)。世界幻想文学大賞や英国幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞をたびたび受賞するなど、「ホラー小説の巨匠」として非常に評価が高い。とくに、選びぬかれた言葉と技巧の凝らされた文体によって、シュールで怪異なイメージを喚起し、戦慄を呼ぶ作風には定評がある
鈴木玲子[スズキレイコ]
静岡県御殿場市出身。青山学院大学文学部英米文学科卒業。英会話講師や出版編集アシスタントなどを経て映画配給会社に入社。1992年に退社後、来日アーティストの通訳や、雑誌・書籍の翻訳家として活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
勉誠出版営業部
Kazuhiro Sorimachi
hit4papa
-
- 和書
- イギリス歴史地図