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内容説明
イギリス南部に住むジェイクとスティーヴン。ふたりはまもなく17歳、それは人生のうちで最も輝きに満ちた年になるはずだった。だが、仲間と出かけたスキー旅行で突然の悲劇が起こる。雪崩に巻き込まれ、友達も恋人も一瞬のうちに命を奪われてしまったのだ。あまりに深い絶望から、皆のあとを追い命を絶とうとするジェイク。だが、スティーヴンの提案により、ふたりはある決断をする。自分たちの命の期限をあと1年と定め、それまでに『生命の書』に記した12の課題を遂行すること。全国紙の一面を飾る、学校を燃やす、銀行強盗をする…。運命に翻弄されたふたりが、自らの手で人生を変えようと立ち上がった。死と直面せざるを得なかったふたりの少年が、孤独や苦しみに耐えながら大切なものを見つけていく、感動の青春小説。
著者等紹介
ブラウン,ラルフ[Brown,Ralph]
1957年生まれ。「エイリアン3」(’92年)、「スター・ウォーズ エピーソード1 ファントム・メナス」(’99年)等に俳優として出演するほか、自ら所属する映画会社にて、プロデュース、脚本などを手がける。「ニューイヤーズ デイ―約束の日」(2000年)脚本、製作補、主演。小説は本作がデビュー作
金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授、翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スケキヨ
15
青春を謳歌する少年少女たちが事故に巻き込まれ、少年ジェイクとスティーヴンの二人以外は死んでしまう。残された二人は絶望から『自分たちの命の期限をあと一年と定め、それまでに12の課題を遂行する』という約束をする…凄く重そうな話ですが読みだしたら「ラノベ?」って感じですんなり読めました。舞台はイギリスで飲酒、喫煙、覚せい剤などちょっと驚く日常が描かれていますが、英国ではあたりまえの事実のようで、それもまた驚き。ラストは「…はいぃ?え~っと」と戸惑いました。なんでも映画を元に小説化したとか。映画が観たいですね。2011/02/06
ぴよっ子@読書停滞中
2
なんとなく雰囲気が好きな一冊。2013/01/05
なるかみ憂
2
★☆☆70分。小5~中3向けかな。大人と子供で分けて、子供はやっぱりどこへも行けない話。2010/09/01
担々麺
1
ひさしぶりの洋書。読みやすかった。3番が好き2015/01/25
Moeko Matsuda
1
最近公演された、舞台「3150万秒と、少し」の原作本。久しぶりの翻訳本だし、少し読みづらい感は否めなかったが…。「生き残ってしまった」二人の少年達の、一年間の物語。次々と実行されて行く行き過ぎたイタズラの正体は、片割れの秘密を握り、もう片割れの不信を煽る。それでも二人は、その約束から、互いから、離れられない。最後に二人が選んだのは、死ぬことではなく飛ぶことだったのだと思う。哀しみの中に潔く飛び込んでようやく、二人はもう一度産まれることが出来たのではないだろうか。2013/03/04