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内容説明
愛してるもっと強く、もっと高く―『トリコロール/青の愛/白の愛/赤の愛』の巨匠キェシロフスキ監督が人生の最後に描ききった、崇高な愛のかたち。死の4日前に行われた貴重なインタビューの本邦初訳を同時収録。
著者等紹介
キェシロフスキ,クシシュトフ[キェシロフスキ,クシシュトフ][Kie´slowski,Krzysztof]
1941年ワルシャワ生まれ。ウッチ映画大学監督科卒。優れたドキュメンタリー監督として活躍後、劇映画に進出。東欧革命を経て、欧州を代表する映画監督となる。主な作品に『デカローグ』、『ふたりのベロニカ』、『トリコロール』三部作がある。受賞多数。96年に急逝
ピェシェヴィチ,クシシュトフ[ピェシェヴィチ,クシシュトフ][Piesiewicz,Krzysztof]
1945年ワルシャワ生まれ。ワルシャワ大学法学部卒。弁護士。上院議員。84年『終わりなし』以降、キェシロフスキの全作品に共同脚本家として参加。作曲家のプライスネルとともにキェシロフスキの全盛時代を支えた
坂倉千鶴[サカクラチズル]
静岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。外務省研修所、明治大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アレカヤシ
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映画脚本になるまえのものらしい。罪なき人々を巻き添えにして殺すことは許されない罪で、「悪人」を殺すことは罪ではないと考えられているみたいで、自分にはなんだか不思議な感じがした。ひとつひとつの生がかけがえのないものであり意味があるということを信じることをやめた主人公が天国にいく物語。 付録のインタヴュー。インタヴュアーは高校生らしいけど著者がとても丁寧に答えていていい。 「映画の中で、ご自分が恐れていたり、痛みと感じていることを、あなたは語ることができますか」 「僕がいつも語っていることはそのことなんだよ」2016/07/24
suzuki
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インタビューが貴重で、心に刺さる言葉もいくつかあった。2015/04/30
夜キチ
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簡単な言葉で綴られたストーリーなのに、まったくもってキェシロフスキだった。あまりに、あたりまえのように。2015/02/21