内容説明
時は12世紀―パリで最も高名な哲学者アベラールと才智と美貌を備えたエロイーズは、永遠の恋に落ちる。このうえなく純潔な愛、高慢な欲望、そして悲劇―今、ふたりにすべてを捧げた男が、封じられた伝説のすべてを語る。アベラール―すべての男の兄弟。エロイーズ―すべての女の姉妹。中世の歴史と荘厳な文化を背景に、人間の性と愛の根源にせまる、禁断の物語。
著者等紹介
オドゥアール,アントワーヌ[オドゥアール,アントワーヌ][Audouard,Antoine]
1956年生まれ。フランスの大手出版社Edition Laffont‐Fixot社の副社長を6年間つとめたあと、執筆業に専念することを決意
長島良三[ナガシマリョウゾウ]
1936年東京生まれ。明治大学仏文学科卒業。出版社の編集部を経て、フランス文学翻訳家に
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