Book plus
マーティン・ピッグ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 365p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048970402
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

マーティン・ピッグ。それはぼくの名前だ。「ブタ」となじられたことは数知れない。いまはもう慣れたけど、それはぼくの心に傷を残している。父は酔っぱらいだ。母はとうに出ていった。どうしようもない家族。でもそれももう慣れた。幸せなんて遠い存在だ。でもアレックスがいる。隣に住む年上のアレックス。彼女はすてきだ。最高にいかしてる。そんなぼくの日常の中で、事件は起きた。すべての責任を誰かや何かに押しつけるつもりはない。たくさんの不満があったとしても、偶然か、あるいは必然だったのかもしれない。事件にアレックスを巻きこんだのも、彼女のクソッたれな恋人が首を突っ込んできたのも、自分でも信じがたい計画を思いついたのも。クリスマスの一週間前、ぼくは父を殺した。これはその一部始終を綴った、いまはもう失きぼくの青春の記録。

著者等紹介

ブルックス,ケヴィン[ブルックス,ケヴィン][Brooks,Kevin]
イギリス・エクセター生まれ。ガソリンスタンドの従業員、火葬場の雑用係、市民サービスの管理職員、ロンドン動物園の飲食物補充係、タイピスト、郵便局の受付、地下鉄のチケット売り、個人のカスタマー・サービスなど数々の職歴の末、執筆に専念することを決意。新人短篇作家に贈られるキャノンゲイト賞を受賞した後、初の長篇小説となる『マーティン・ピッグ』を執筆。『ハリー・ポッター』を生み出したエージェントにその才能を見出され、刊行されるや『ライ麦畑』以来の青春小説の傑作と絶賛された。児童文学の最高峰であるカーネギー賞の候補にもなり、次作の『Lucas』もアマゾンで早々に五つ星を獲得。いま、もっとも注目を浴びている若手作家の一人である

林香織[ハヤシカオリ]
名古屋大学文学部英文学科卒。高校講師をしながら翻訳を学ぶ。現在も高校、専門学校で教えながら翻訳業に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あるふぁ

0
「ライ麦」再来的なキャッチに手をとったけど、あかんかった。スタンド・バイ・ミーもどきも、ひとりよがりすぎててついていけない。ある意味いまどきっこの発想なのかな。2010/10/30

mooz

0
またこれは何とも, 後味が良くない. 死体を隠す話ではあるが, 青春小説然としている. そっちへ転がったか, という感想.2010/04/22

グリコ

0
浅はかで考えが足らなく、それが正しいと思ってるような。だから当たり前に気づかない。

のちおちゃん

0
☆☆☆☆2004/02/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/43343
  • ご注意事項