内容説明
人を愛し平和を愛し、誰より純粋無垢な女子高生、キャンディ・クリスチャン。聖ヴァレンタイン・デイに生を受け、まさに天からの贈り物を思わせる、とびっきりの美人ときてる。そしてますます魅力的なことに、彼女はいつも、どこかヌケてる。というわけでキャンディの行く先々どこでも誰でも―教授も医者も叔父さんも、せむし男も偉大な教祖も、とにかくみんなが彼女の虜。誰もがキャンディとヤリたいと奮闘するが、あと一息のところでお決まりの失敗。自らが招くオトコたちの災難に、キャンディはがっくり嘆く―「あーあ、どうしてこうなっちゃうんだろう」いつの日かキャンディに、平穏で幸せな日はくるのだろうか…!?『イージー・ライダー』の名脚本で知られ、絶大な人気を博したテリー・サザーンの空前絶後のエロティック・コメディ。世界中で話題を呼び、日本でも刊行当時30万部以上のベストセラーになった傑作、大幅改訳にて待望の再登場。
著者等紹介
サザーン,テリー[サザーン,テリー][Southern,Terry]
1924‐1995。1924年テキサスで、薬剤師の息子として生まれる。1943年軍隊に入り、戦後シカゴ大学、ノースウェスタン大学を経てパリ・ソルボンヌ大学へ。処女短篇を「パリ・レヴュー」に発表後、「プレイボーイ」「エスクアィア」などで書評、ルポなども執筆。処女長篇は『閃光と銀細工』(58)。他にも長篇『怪船マジック・クリスチャン号』(60)、『ブルー・ムーヴィー』(70)、『テキサス・サマー』(92)、エッセイ集『レッド・ダート・マリファナ』(67)など、数々の作品を発表。映画『博士の異常な愛情』『バーバレラ』『イージー・ライダー』などの脚本家としてもカルト的な人気を得た
ホッフェンバーグ,メイソン[ホッフェンバーグ,メイソン][Hoffenberg,Mason]
1922‐1964。アメリカの詩人。オリンピア・プレスの寄稿家の一人で、1940年代後半にサザーンと知り合う。『キャンディ』以後は目立った活動をしていない
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感想・レビュー
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yuyu
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