Book plus
ミルク・イン・コーヒー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048970280
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

テネシーの片田舎からNYにやって来て2年、マンハッタンのど真ん中で、必死にもがいて生きてきた黒い肌のジョーダン。幼い頃の葛藤を心に病んだまま、精一杯独り立ちし、アーティストとして成功を収めつつある白い肌のキンバリー。NY。死人だって必死に歩きつづける街。敵も味方もすべて自分次第の街。そんな不安定な日常のなかで、ふたりは出会い、恋に落ちた。お互いの違いを知りながら、どうしようもない情動に突き動かされて…。肌の色なんて関係ない、なんてとんでもない。愛しあえばそれだけ、理解したいと願うだけ、すれ違う想いに苦しんでゆく。元恋人との妊娠騒動、そして愛する兄弟の失踪事件も手伝って、つぎつぎと波瀾を迎えるふたりの恋の行く末は―。

著者等紹介

ディッキー,エリック・ジェローム[ディッキー,エリックジェローム][Dickey,Eric Jerome]
テネシー州メンフィス出身。コンピューター・プログラマー、中学校教師、俳優、コメディアンなど様々な職種を経て執筆を始める。処女作『Sister Sister』から注目を浴び、生来のウィットと独特の経歴を生かした作風で、一躍ベストセラー作家に。ロサンゼルス在住

山田蘭[ヤマダラン]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マドレーヌ

1
読み始めは単純に白人女性と黒人男性のロマンティックラブ?っていう感じしかなかったんだけど深い…っていうか細かい話だった。一滴の法則によって白人黒人の定義が変わるとか黒人の肌の色も50段階ある…とか知らない事ばかり。結果見た目は白人の黒人。だけど白人でもなく黒人とも言い切れないヒロインの孤独が辛い。同じ黒人同士でも色の濃さで差別が発生するとかも知らなかった。2013/04/26

あちぇたな

0
15年ぶりぐらいに読んだ。昔はNYの異人種の恋愛の話ぐらいに思っていたが、再読してみて、黒人人種差別、特に黒人間での色での差別が濃く描かれていて考えさせられる。黒人を一番差別しているのは黒人だという。それによって全員傷付いた経験があるけど、他人のことは攻撃せずにいられない。2016/01/14

Edo Valens

0
ペーパーバックっぽい紙質と可愛らしい表紙に惹かれて、軽い読み物だと思って開くと、なんと上下二段組。それが400ページあるので、長い長い話です。最初の方の、「異人種カップルあるある」みたいな話がずっと続くのかなと思ったら、話は何度も予想もしない方向へ。次々登場する多くの人物と彼ら一人ひとりの様々な秘密。「これ、ちゃんとハッピーエンドで終わるのか」どうかと心配になったり。色んな肌の人のいる国だと、どうしても他人と自分の肌の色を比べてしまって自意識が大きくなるのかしら?最後の方、ゾーイとの暖かい関係が素敵。2014/08/04

るんばば

0
カバーがかわいくてかなり前に買ったもの。 ニューヨークの冬、黒い肌の男と白い肌の女が恋に落ちる。肌の色で悩む事、ニューヨークらしい問題。でもコーヒーとミルクは良く混ざるよね? タイトルも素敵。

じゅうさん

0
肌の色なんて、色なんて。 でも、その色が経験が価値観がモノを云う。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/82933
  • ご注意事項

最近チェックした商品