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迷い猫

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048970228
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

ペットのトラブルを解決し、飼い主にアドバイスをするキャット・セラピストのミラは、猫への思い込みが人一倍強いことをのぞけば、単調でありきたりな毎日を過ごしていた。友達と食事をしたり、コンプレックスに悩んだり…。そんなある日、ふとしたきっかけで歯科医のジョシュと出会い、恋に落ちる。甘くて穏やかで、でも情熱的な日々。ただ、それは長くは続かなかった。不思議な猫「パール」が現れたから…。何もかも見透かすような瞳、真っ白なほっそりした体、浮いているような歩き方、しなやかな動き…そのすべてにすっかり魅了されるミラ。パールさえいれば、ほかになにもいらない―狂気が覆い尽くしたとき、彼女は新しい世界を見つけるため、跳躍のときを迎える。何もかもを捨て自由になる方法はただ一つ、それは、猫になることだった…。

著者等紹介

アラン,ヴィッキー[アラン,ヴィッキー][Allan,Vicky]
イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で獣医学を学ぶが、ジャーナリストに転身。タイムズ紙を始めとするいくつかの新聞社に勤め、現在はスコットランドのエジンバラで雑誌「スペクトラム」の論説委員を務める。エジンバラにて猫と在住

樋口真理[ヒグチマリ]
1964年生まれ、学習院大学英米文学科卒。ユニ・カレッジにて翻訳を学ぶ。商社勤務、中学校教師、出版社勤務などを経て、フリー翻訳家。東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akubi

3
猫にチョコレート?? おかしくなり始める感覚。 気がつくと厭世的に人間たちに対する愚痴が迸っている。 そんな君は、なにさま。?? あ。ねこさま?? 俯瞰するとわかる『ワタシノナニガイケナカッタノカ。』 そしてわたしはだんだん猫になってゆく。同化して溶けてゆく。 その心地よさに揺蕩いながら人間を嫌い、しなやかな身体を手にいれ侵されてゆく。 あの味はけっして忘れられない蜜の味。命果てるまで求め続け、どこかでなくした片割れを捜してる。 。。結末をぶあっと放り投げる、びっくりするほどのオカルトスプラッター。 2020/04/29

寧々子

3
猫大好きな私からみても病的と思える程、猫に執着するミラの元に純白の猫・パールがやって来ると、ミラは徐々に壊れていく。 恋人との喧嘩を引き金にミラの狂気が加速して壊れていく様が恐かった!!2010/08/10

FeLis-IA

2
再読。ねっこねこー!運命のシロにゃんこに出会ってしまって、犬科な彼氏さんがうざくなってしまったんね。それはまぁ、身も蓋も無いケド分からなくはない真理。主人公に感情移入しやすくて読みやすかったな。彼氏と連れ添ってるわんこは可愛いし罪はないけど、一緒に暮らしていくなら猫科な彼氏に尽きるなぁと実感させたれた一作。猫も犬も大好きだけどね。最後シロにゃんこが何を望んでいるのがわからなくなってしまって無念。主人公を飛ばせてしまった先にあるものは無いと思うんだけどなぁ・・・。まぁ、そしたら新しい主人を探すのか・・・2012/10/27

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