出版社内容情報
ジャントジュール--二人は気づいた時から彼女の、ミュリエルの左右のおっぱいとして生きている。本人はその存在を知らないけれど・・・。笑いあり、涙ありの、彼女と彼らのハートフルな人生ものがたり。
内容説明
ジャンとジュール。それはミュリエルのおっぱいの名前。そう、彼女のおっぱいは、それぞれ立派に生きている。本人は全く気づいていないけれど…。一人に三人分の人生が詰め込まれたハートウォーミングな物語。様々な出会いと別れを繰り返して三人が見つけ出した幸せに、オンナのコはみんな涙する。
著者等紹介
ラザロヴァ,ルージャ[ラザロヴァ,ルージャ][Lazarova,Rouja]
1968年ブルガリア生まれ。祖国で大学卒業後、91年よりフランスに移住。ジャーナリストとして活躍する
松本百合子[マツモトユリコ]
上智大学仏文科卒。翻訳家
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感想・レビュー
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Porco
5
思春期からキャリアウーマンへとなっていく女性の人生を、そのおっぱいの視点から描くという異色作。しかし、これがかなりしっくりきていると思います。考えてみれば、だいたいの小説は神の視点みたいなところから描かれているわけで、それと主人公自身の視点との中間あたりに、おっぱいの視点があるのかな、と。2014/11/03
nobico
1
このシリーズ1000円だったかで買えてサクサク読めるから電車通学に持ってこいでした。外国人作家の作品だけど映画をみてるような感覚でポップで軽くて読み易い2012/02/27
そら@真面目にダイエット中
1
ジャンとジュールの視点で語られている小説です。ジャンとジュールが、ブラに締め付けてられて窒息寸前で気絶してしまったりとか、ジャンとジュールの会話だとか、面白い場面もちらほらあって、結構気に入ってたりします。おっぱい(しかも男)が主人公というちょっとふざけた感じの小説だけど、深刻な場面とか悲しい場面とかもあって、最後には衝撃的な結末が!?因みに、右胸がジャン、左胸がジュール。2007/08/22
りっか
1
女の子のおっぱいに何故か男の人格が!右がジャン、左がジュール。こんな小説読んだことない!2009/08/20