怪物

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怪物

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048960687
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

泥臭さとかハングリーとか、どこかで聞いたことのある言葉は必要ない「打たせずに打ち、相手を必ずKOする」。
その攻防一体となった美しく力強いスタイルが世界的な評価を呼び
ついには世界の強豪以外は上がることのできないアメリカの舞台に招かれた井上尚弥だが、
その強さ、激しさが知れ渡るほどに対戦相手、内なる炎を燃え上がらせてくれるような
強敵との対戦は遠のくようになってしまった。そして肉体の成熟に伴う極限の減量苦。
遂にチャンピオンベルトを返上し、未知なる強豪との交錯を求めて階級を上げる決断を下す…。
団体の分裂、階級のさらなる細分化によって「世界王者」の威厳は翳り、
また選手や関係者のスキャンダラスな言動によってボクシング人気の衰えた時代に突如現れた
日本ボクシング界史上最高傑作の激動の半生を、尚弥を「怪物」たらしめる思考、濃密な家族との物語と共に描く。


中村 航[ナカムラ コウ]
著・文・その他

井上 尚弥[イノウエ ナオヤ]
著・文・その他

内容説明

ゆとり世代ど真ん中の“もう一人の”天才!井上尚弥の感覚は、同世代のアスリート大谷翔平や羽生結弦にどこか似ていて、そして彼らにだって負けてない。尚弥の闘いは、強く、逞しく、美しい。父、弟、従兄弟とファミリーで腕を磨いた少年時代。史上初のアマチュア七冠を達成した高校時代。日本最短記録を塗り替え続けたプロデビュー以降。そして、怪物と呼ばれるボクサーが踏みだす道は―。

著者等紹介

中村航[ナカムラコウ]
作家。1969年岐阜県出身。2002年、『リレキショ』で文藝賞を受賞しデビュー

井上尚弥[イノウエナオヤ]
プロボクサー。1993年神奈川県出身。大橋ボクシングジム所属。高校生初のアマチュア七冠を達成し2012年プロデビュー。翌年、日本ライトフライ級王座、OPBF東洋太平洋同級王座をそれぞれ当時国内男子最短で獲得。2014年にはデビュー六戦目でWBC世界ライトフライ級王座を、八戦目でWBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、二階級制覇を達成する。2018年は階級をバンダム級に上げ三階級制覇を目指す。プロ通算戦績十五戦十五勝十三KO(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

51
私がボクシングを好きになったきっかけは、辰吉だ。手をぶらりと下ろして相手を挑発し、打たれながら隙をついて、一撃で落とす。正直、何級があるのかも正確に知らないまま、次々に現れる強い男にただ夢中になって今に至ります。そうして見てきた中でも、尚弥くんは別格。イケメンなのに怪物。怪物なのにイケメン(どっちでもいい)。尚弥くんは、打たれることなく一撃で落とす。この本で、そんな彼にも少年時代があり、自分より強い相手と向き合う瞬間もあったと知れて、良かった。で、贅沢なことにこれを書いたのは中村航さんです!すてきすぎる!2018/10/22

りんご

46
前編は子供時代からプロ入り6戦目で世界チャンピオンになるまで。インターミッションを挟み後編、2018年が始まりますねってとこまで。ナルバエス戦、電光石火のカウンター。「狙って放ったのではない無想の一撃だった。膨大な反復によって尚弥が身につけたそれが、居合い切りのような鮮やかさで、この大一番に炸裂したのだ。」現実が漫画を超えた。今解説付きの動画見てきた。正直解説がないと速くてよくわかんない。とにかくすごい。2023/03/03

カレー好き

30
まだ底をみせない怪物、井上尚弥。彼のボクサーとしての道のり。世界クラスの日本人のひとりに間違いないが、認知度は不十分。最近バラエティにも出てますけどね。試合前にチャンピオンベルトを何回も忘れるところは笑える。これからどこまで昇りつめるか楽しみ。☆3つ2019/01/14

姉勤

29
フィクション殺し。野球の大谷は言わずもがなだが、漫画にしたら出来すぎてボツになりそうなストーリーをリアルでやってしまう。今や、同階級四団体統一王者を更にに階級制覇、さらなる偉業を達成できる可能性が高いボクサー。確実に歴史に名を残すだろう井上尚弥の来し方。幼少より父親の影響でボクシングを始め父子鷹ならぬ鷹家族で、キャリアハイを積み重ねてきた。確かに幸運の部分もあるだろうが、努力と才能を最大活かすクレバーさとストイックさ。知名度を持って人物を計るのは正しくないかもしれないが、もっと知られるべき人物。2024/02/17

しーふぉ

24
中村航という作家が描く井上尚弥のノンフィクション。強すぎて負けるとしたらアクシデントか調整を失敗する時なのかな。拳を痛めるとか腰を痛めるとかないと負ける姿を想像出来ない。淡々とした記述は変に盛り上げようとしてなくて好感あり。2019/10/27

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