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出版社内容情報
00年代映画の金字塔「SR サイタマノラッパー」の魅力、全部見せます!
自主制作映画ながらブームを呼んだ「SR」シリーズの集大成となる公式本。高橋源一郎、中森明夫、宇多丸ら識者が「SR」を論じるほか、全作の脚本を掲載するなど盛りだくさん!入江監督自らが責任編集した完全保存
内容説明
崖っぷちにいた若き映画監督は、いかにして、数人の仲間と始めた自主制作映画を、ゼロ年代映画を代表する人気シリーズにまで育て上げたのか?映画監督・入江悠自ら責任編集を務め、「SRサイタマノラッパー」とともに歩んだ7年間の軌跡をじっくり振り返る、シリーズ唯一の公式本。
目次
特集 サイタマノラッパー、以降(黄昏ゆく世界で鳴らす音;サイタマノエイガ―底が抜けた日本映画におけるメジャーとインディーズの液状化;サイタマノオンガクエイガ―「劇映画とヒップホップ」考;「8 Mile」「ハッスル&フロウ」「サウダーヂ」そして「SR」 ほか)
座談会「SR」を作った男たち、原点の地に立つ
感情を彩る音楽―サイタマノラッパー×音楽
台詞以上、歌未満―サイタマノラッパー×ラップ
「SR」3部作シナリオ全記録
サイタマノ百科事典
「SR」スチールギャラリー
「SR」WORLD MAP
B‐hack in the KARAOKE
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
daiyuuki
2
日本映画ではじめて、ヒップホップに向き合ったリアルな青春映画SRサイタマノラッパー3部作の完全ガイド。作りたい映画を作れない崖っぷち映画監督だった入江悠は、そんな自分を伝えたいことを模索するラッパーに託して、借り物ではない自分の弱さや脆さと向き合うリアルな強さにたどり着く姿をリアルに描くまでを、入江悠監督などのインタビューやクロスレビューやサイタマノラッパー3部作のシナリオを完全収録して、解説したガイドブックです。2012/08/27
gummihiko
1
SRシリーズのシナリオを読んでみたい、と思っていたので読んだ。劇場であれだけ笑ったのにそこまで大袈裟にギャグの入った台詞があまり無いのに驚いた。何気ない、ある種どこにでもある言葉で笑わせている。シナリオでも笑えるし、あのヒリヒリするような痛々しさも伝わってくる。監督本人が語る脚本論もすごく読み応えがあった。2012/05/09
ねのち
0
【BOOK(2014)ー002】2014/06/19
Masanobu Saito
0
SRによって一番救われたのは入江悠監督自身だと思った。映画監督生命って意味ではもちろん、人生も丸ごと。冒頭の「語るべき物語は俺には無い」ってくだりは胸打たれましたね。クリエイターとして、等身大の物語を語る事が傑作誕生につながるんだろうけど、それが一番難しいんだろうな。自主製作映画で続編に挑んだその情熱と執念にも脱帽!2012/05/22
ntr
0
写真・シナリオ含め全篇秀逸。特に入江監督の脚本論はとても興味深く読めた。ただ中森明夫はいらんかったなあ。2012/05/20