内容説明
タイの旅では髪型をトロージャンに、韓国の暴走族にはリーゼント、フィリピンはレイバー風、モンゴルでは「浅野忠信風？」と行く先々の空気に合わせ「撮りたい」と思った被写体には必ず「エ、エクスキューズ・ミー…」と律儀に声をかけるカメラマン名越。「ほとんどコスプレですよね」と、自分を笑い飛ばしながらアジア４ヶ国を駆け周った、地球好きな白人どもに「見せつけてやりたい」「素敵な」アジア人たちの写真集。
著者等紹介
名越啓介［ナゴシケイスケ］
１９７７年、奈良県出身。大阪芸術大学在学中から写真を撮り始め、１９歳で単身渡米。ＬＡ、シアトル、サンフランシスコからカナダ、メキシコなど、米国圏のスクワッター（不法占拠者）たちと生活を共にし、彼らの生き様をフィルムに焼き付けた。以降、この奇妙な旅は彼のライフワークとなり、その物語の記録を２００６年５月、新宿・Ｂギャラリー（ビームスジャパン）にて初の個展「ＥＹＥＳ ＯＦ ＦＥＬＬＯＷＳ」で発表。また、２００４年に初めて訪れたフィリピンでゴミの山に住む人たちの底抜けの明るさに惹かれ、以来アジア各地の“異端たち”を撮りはじめる。米国のスクワッターたちと対峙する旅と平行して現在までに、アジア４カ国を周る。現在は「ＤＵＮＥ」、「ＶＩＣＥ」、「ＬＯＤＯＷＮ」（独・ベルリン）などの雑誌媒体を中心に活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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