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出版社内容情報
メールを開いたら光に包まれて、魔王城に召喚された俺（ベタ展開）。俺を喚んだ家臣によると、次期魔王が極度のあがり症で、就任式が執り行えないんだと。
問題の次期魔王はというと、
「い、いやなのじゃ！ 部屋から出たら死んでしまうのじゃ！」
ひきこもりも患っていらっしゃる様子。
不可侵条約の期限が切れる前に就任式を済ませないと、人類との戦争という最悪のシナリオに!? だから俺の感動的な演説原稿とスピーチ術で、彼女の就任演説を成功させて欲しいというのだが。
……待て、どうして俺がワナビだとバレてるんだ!? 俺のことを『漆黒の邪眼天使（ＰＮ）』と呼ばないでくれ！
内容説明
メールを開いたら光に包まれて、魔王城に召喚された俺（ベタ展開）。俺を喚んだ家臣によると、次期魔王が極度のあがり症で、就任式が執り行えないんだと。問題の次期魔王はというと、「い、いやなのじゃ！部屋から出たら死んでしまうのじゃ！」ひきこもりも患っていらっしゃる様子。不可侵条約の期限が切れる前に就任式を済ませないと、人類との戦争という最悪のシナリオに！？だから俺の感動的な演説原稿とスピーチ術で、彼女の就任演説を成功させて欲しいというのだが。…待て、どうして俺がワナビだとバレてるんだ！？俺のことを『漆黒の邪眼天使（ＰＮ）』と呼ばないでくれ！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
27
ひきこもりな魔王様を外に出すために、ワナビが奮闘するドタバタコメディここに開幕！この作品に登場する主人公とヒロイン。二人共が等身大の姿そのままで描かれており、思わず彼らのことを応援したくなる。今までずっと孤独な世界で生きてきた者同士。そんな二人がお互いに成長し、狭かった世界をどんどんと広げていく。その様に心が温まることは確実。これからの彼等の生活はより輝かしい日々が待ち受けているのだろう。素直にそう思える良い作品だった。ホッと一息つきたい時に読みたい1冊かもしれない。2019/03/16
まっさん
23
★☆ そこそこ楽しめた…けど流石にページ数が少なすぎて内容が薄く感じてしまったのが少し残念。各エピソードをもう少し掘り下げても良かったんじゃないかな？と思う。ひたすらヴィレの可愛さにほっこりするみたいな楽しみがあったからこれはこれでありなのかもしれないけど笑2019/04/19
中性色
17
I have a dream.ひとつひとつの要素は案外悪くないかとも思ったが、いかんせん物理的な面でとにかく薄い。しかし、最後の解決方法は実際に有効だろうけど、ちょっと肩透かし感が。というか、そこだけは割と平穏に事が終わってる。ただ、昔書いた作品がいつのまにか劇になってるというのはちょっと面白いかも2019/03/13
MERLI
15
魔界の魔王が没してその跡継ぎを娘である皇女殿下が担う …はずが自分の容姿にコンプレックスを抱いてしまって引きこもり状態に。そんな幼女を更生させるため、専門家でも何でもないアマチュア小説家のただの人間が召喚された。1ヶ月という期間の中で彼女のあがり症を克服させ、無事に魔王に就任させることが出来るのか─。こんなところかな。目的がしっかりしていて特に脱線せずにお話が終わりました、スラスラ読めた感じですね。逆に言えば大きな伏線とか無いのでメリハリに欠けるとも言えますが、すんなりと読みたい方におススメかなぁ。2019/04/02
ラノベの王女様
11
ラノベ作家を目指している少年が異世界に呼び出され、あがり症な次期魔王の就任演説を手伝う物語。―――一つ一つの歩みの先に、一人一人の民の思い。周囲に拒絶された者と、周囲を拒絶した者。これまで孤独な世界を生きてきた二人が出会うことで化学反応を起こし、自分たちを閉じ込めていた心の檻を少しずつ破って行くわ。一歩、また一歩と、諦めず前に向かって歩み続ける二人を見守りたくなる作品よ。孤独の闇から抜け出し、眩しい日常を手に入れた少年と魔王。新たな世界を生きる二人の、明るい未来を予感させてくれるわね。次巻も楽しみだわ。2019/03/12
