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出版社内容情報
あなたの悩み、バケモノが解決します! 街中の空き地に一夜にして忽然と出現したDVDレンタルショップ。看板には、怪しげなネオンサインで「もんすたぁ」の文字が光っている。
堅気の人間が出入りしそうもないこの店の店長は、化野と名乗る、もじゃもじゃ頭の男。彼は「超すごい力を持ったバケモノを困っている人に有料で貸し出す。それが俺の仕事だ」とうそぶく。
そんな化野の助手として働くことになったお人好しの女子大生・巡森は、信じられない不思議な世界へと足を踏み入れるのだった――。
朽葉屋 周太郎[クチバヤ シュウタロウ]
著・文・その他
内容説明
バケモノを借りればアナタの人生も変わるはず。希望を叶えてくれるバケモノを有料で貸してくれる謎のレンタルショップを舞台に、摩訶不思議な物語が展開してゆく―。
著者等紹介
朽葉屋周太郎[クチバヤシュウタロウ]
1988年、千葉県生まれ。『おちゃらけ王』で第17回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りるぷん
9
希望(バケモノ)をレンタルしお悩み解決するという4話からなる短編形式の物語。ストーリー内容は悪くなかったけど、どうにも主人公女子大生巡森とバケモノレンタル店店長化野の会話の乗りが合わなかったかな。コミカルなこの2人のやり取りがお気に召さないと楽しめないと思った。こればかりは好みの問題。笑いのツボって難しいですねー。2018/06/28
kaya
6
嘘!ここで終わり?ひどい!笑 今回も出てくる出てくる嘘に戯言に無駄話。大好きです! 困っている人にバケモノ(「希望」とかいてバケモノと読む)をレンタルするという控えめに言っても怪しいことこの上ないレンタルショップの店長・化野とお人好しというくらいしかこれといって特徴のない女子大生・巡森の深いんだか深くないんだかわからないけど、最終的にはちょっとじんわりときちゃう不思議な物語。 まだ明かされていない謎だとか色々と知りたいことはあるけれど、私もまた化野の「遅かったな」が単に聞きたいだけなのかもしれない。2018/05/19
イシカミハサミ
5
久しぶりの朽葉屋さん。 待ってましたこの作風。 なんかスポコンとか、 家族風景とか、 描いたりしていたけれど、 このおちゃらけな感じがいちばんいい。 バケモノを希望と書く。 そんな媚び売らなくてもちゃんと買いますよ。 メディアワークスさん。2018/06/03
k. h
4
メディアワークス文庫が創刊されたときから推している作家さんの作品。どこがというわけではないのだけど書き味が好き。個人的にはおちゃらけ王の続編が読みたいなぁ。2018/06/21
まめもやし3
4
おもしろかった。二人の会話が楽しい。単純にバケモノを貸して事件解決!というわけでもないところがいい。2018/05/26