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出版社内容情報
俳句とお弁当。この二つは一見何の関わりもないものに思えるけれど、共通点がある。それはどちらも人の心に寄り添ってくれるということ。辛い時にはその人をなぐさめるように、楽しい時にはその人を祝うかのように、そっと傍らに在ってくれる――。
社内恋愛騒動に巻き込まれ、傷心の三崎佳奈が東京深川でふらりと立ち寄ったのは、細い路地の奥にある小さなお弁当処、『芭蕉庵』。心に寄り添った、美しい俳句と美味しいお弁当を提供してくれるこのお店には、今日も俳句をたしなむ町の人々が集まってくる。心を癒す詠み人の集いに、あなたも触れてみませんか?
内容説明
俳句とお弁当。それはどちらも人の心に寄り添ってくれるもの。辛い時にはその人をなぐさめるように、楽しい時にはその人を祝うかのように、そっと傍らに在ってくれる。社内恋愛騒動に巻き込まれ、傷心の三崎佳奈が東京深川でふらりと立ち寄ったのは、細い路地の奥にある小さなお弁当処、『芭蕉庵』。心に寄り添った、美しい俳句と美味しいお弁当を提供してくれるこのお店には、今日も俳句をたしなむ町の人々が集まってくる。心を癒す詠み人の集いに、あなたも触れてみませんか?
著者等紹介
五十嵐雄策[イガラシユウサク]
『乃木坂春香の秘密』(電撃文庫)でデビュー。同作は二度のTVアニメ化を果たす大ヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
59
失恋の傷を引きずる会社員の三崎佳奈がふと立ち寄った『芭蕉庵』という小さなお弁当屋さんで、松尾芭蕉と俳句を愛するお客さん達と、俳句のセンスはイマイチだけど、悩める人達の心を暖かく包むお弁当を作る優しい男性・芭蕉さんに出会い、自分の心を俳句やお弁当を通して整理していきながら、大切な居場所を手に入れていく暖かな物語。松尾芭蕉ゆかりの地を芭蕉さん達と巡り、木漏れ日の下で食べるお弁当に舌鼓を打ちながら、自分の素直な想いを俳句にしていく佳奈にほっこり。牛すじカレーとかあさりたっぷりの炊き込みご飯とか、飯テロ要素も多め2018/04/21
ぶんこ
49
手酷い社内恋愛の裏切りにあった佳奈さんは、転居した深川に美味しいお弁当と芭蕉好きが集まるお店「芭蕉庵」に出会う。私の中で「芭蕉」といえば深川というくらい周知のことでしたが、知らない間に芭蕉ゆかりの施設や、向きをかえる芭蕉さんの銅像が増えていてびっくり。足腰に自信があったら芭蕉巡りをしたい。俳句の会には行ってみたいものの、躊躇するものがあるのですが、こんな会なら参加したいです。気軽に読み進められたものの、イマイチ私には合わないと感じたのは何故なのか。2020/02/02
吊り太郎
39
俳句とお弁当??なんだろと思い、何か楽しそうなので購入!作者を見て何となく見た事あると思っていました。一人旅の神様と同じ作者で(笑)気が付きませんでした。 お弁当処「芭蕉庵」松尾芭蕉の足跡を巡る会に、誘われた主人公三崎佳奈。芭蕉庵に集う仲間達と俳句の世界に導かれ、芭蕉が作るお弁当に身も心も癒され次第に前を向いて進んで行くきっかけとなる。最後に芭蕉庵が閉店の危機に見舞われるが、これまで助けて貰っていた芭蕉とお弁当が無くなるのでは?今度は、逆に松尾芭蕉の足跡を巡る会のメンバーが芭蕉を救い芭蕉庵は継続される。 2018/07/18
み
27
俳句とお弁当って文字に魅かれ手にした作品。たぶん初読みの作家さん。何となく読んだことあるような設定でした(>_<)ちと残念なり。2018/09/14
メルル
27
佳奈は、失恋し同棲していた家を出て深川へ。新しい地で迷子になり、辿り着いた店がお弁当屋の「芭蕉庵」。松尾芭蕉をこよなく愛する雇われ店主の人呼んで芭蕉さん。このお店の面白いところが、芭蕉さんの案内で松尾芭蕉めぐりをしつつ、お弁当を食べみんなで俳句を読むというなんとも風流なことをする。とても楽しそうだし、こんな雰囲気で食べるお弁当は美味しいに決まっている。芭蕉さんの気配りがとても細やかで、お弁当にそれが繁栄されている。そして俳句にも温もりを感じる。牛すじ肉のカレーは愛情たっぷりで美味しそう。とても癒された。2018/02/21
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