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出版社内容情報
「有久井と申します。シロクマじゃなくてアリクイです」
ミナミコアリクイの店主が営む『有久井印房』は、コーヒーの飲めるハンコ屋さん。
訪れたのは反抗期真っ只中の御朱印ガール、虫歯のない運命の人を探す歯科衛生士、日陰を抜けだしウェイウェイしたい浪人生と、タイプライターで小説を書くハト。
アリクイさんはおいしい食事で彼らをもてなし、ほつれた縁を見守るように、そっとハンコを差し伸べる。
不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。
内容説明
ミナミコアリクイの店主が営む『有久井印房』は、コーヒーの飲めるハンコ屋さん。訪れたのは反抗期真っ只中の御朱印ガール、虫歯のない運命の人を探す歯科衛生士、日陰を抜けだしウェイウェイしたい浪人生と、タイプライターで小説を書くハト。アリクイさんはおいしい食事で彼らをもてなし、ほつれた縁を見守るように、そっとハンコを差し伸べる。不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。
著者等紹介
鳩見すた[ハトミスタ]
神奈川県出身。『ひとつ海のパラスアテナ』(電撃文庫)で第21回電撃小説大賞“大賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
74
今回も前回に出てきた登場人物が繋がって出てくるのは面白かったんだけど、アリクイさんの出番が少なくて残念。もっともふもふさせてー!少しふっくらしてるところがまたまたキュートやし、威嚇してても抱きしめたい。装丁もかわええ♡物語ではルナちゃんへのいじめが酷すぎて、先生もだっちゃかんくてイライラ。①のレビューで書ききれなかったけど、「アリクイ印房」は美味しいカフェメニューも魅力の一つです。 もももものフルーツパフェがめっちゃ美味しそうでした。ももモツァレラ〜♡ 2018/11/14
スズ
74
いじめと家庭環境に苦しんでいる御朱印集めに励む少女、虫歯のない男性との恋を夢見る歯科衛生士、停滞と諦観に沈みながらも青春がしたい浪人生、嘴でタイプライターをつつく小説家の鳩の4人の縁と、その縁を一押ししてくれるアリクイさんの判子の物語。理不尽ないじめと自分を理解してくれない親に挟まれて心がズタズタになっていたノナですが、アリクイさん特製のクリームソーダが大切な思い出を蘇らせてくれて良かった。常連のカピバラさんと鳩さんの意外な因縁も明らかになってビックリ。判子と美味しい食事が繋ぐ人の温かみが心地良かったです2018/06/24
papako
71
シリーズ続けて。相変わらずアリクイさんはモフモフ。クリームソーダは少し苦いお話でしたが、娘はがんばった。15年かけた恋!はた迷惑だけど、お幸せに。浪人生の話はあまり好みじゃなかったけど、こういう友達、ちょっといいなぁ。鳩とかぴおくんの秘密があかされた。ここで終わってもいい感じ。出来れば1巻のようなお話を!しかし、こういうシリーズものって、副題がついてるけど、巻数が分かりずらい!小さく数字を入れて!2019/01/10
ミュポトワ@猫mode
60
アリクイのいんぼう2冊目。今回も面白かったんですが、1巻目のほうがパンチが効いてました。今回は何かと恋愛絡みが多くて、あれ?そっち行っちゃうの?好きじゃないんだけど…って思う部分もあり、個人的な好みとして、残念。ただ、面白いことは確かで、そもそもこのシリーズすごい読みやすいんですよね。あっという間にページが進んでいくんです。この作者の本はこのアリクイシリーズしか読んだことがないのですが、他もこんな感じなんですかね?読みにくい本も嫌いじゃないですが、疲れちゃうので、こういう読みやすい本はやっぱり好きです♪2018/12/01
bluemint
58
自称クズ浪人生達のグネグネした言い訳や自己弁護が楽しい。肝心なミナミコアリクイの出番は少なめで、代わりに宇佐ちゃんの存在感が増している。江戸時代の朱肉は黒かったとのこと。以前から浮世絵に押されている検印が黒いのは何故なのかという謎が解けた。さて、間違って最初に読んでしまった最終巻を読んでみよう。2019/07/01