出版社内容情報
本書では、関数型言語のClojureとオブジェクト指向言語のJavaを比較しながら、ソフトウェア設計の原則や手法の違いを解説している。また、これまでオブジェクト指向特有のものと思われてきたUML、SOLID原則、デザインパターンなどを関数型言語に適用することで、両者は必ずしも対立する概念ではなく、共通点がいくつもあり、補完し合える関係にあることを明らかにしようとしている。最終的には、両者を融合したものが「ソフトウェアの本来あるべき姿」だと主張するに至っている。
内容説明
関数型とオブジェクト指向の対立を解消する!
目次
第1部 関数型の基礎
第2部 比較分析
第3部 関数型デザイン
第4部 関数型の実践
第5部 デザインパターン
第6部 ケーススタディ
著者等紹介
角征典[カドマサノリ]
ワイクル株式会社代表取締役。東京工業大学環境・社会理工学院特任講師。アジャイル開発やリーンスタートアップに関する書籍の翻訳を数多く担当し、それらの手法のコンサルティングに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
2
ちょっと背伸びしすぎた2024/10/07
sho_kisaragi
2
Clojureを学ぶつもりがなく関数型の本質を理解したくて。後半のサンプルプログラムは、わたしには呪文すぎて、とりあえず放り投げました。今後の課題です。 冒頭に重要な、私の知りたいことはまとまっていました。代入文のないプログラムが関数型。代入しない方法としての再帰・遅延やスタックを増大させないための永続的データ構造がキーだなと理解しました。以前読んだ本にも永続的データ構造に触れていたものがありましたので、より学びを深めていきたい。あと、OOデザイナーとしても不変のあり方としての関数型の考えは役立つ2024/06/26
むらむー
0
Clojureを使って関数型とオブジェクト指向の両方を融合させたプログラミングを教えてくれる本。 Clojureや関数型プログラミングの説明はそんなに多くないので、関数型にもある程度知識がある人向け。 個人的には、オブジェクト指向だけのものと思ってしまいがちな「SOLID原則」「TDD」「デザインパターン」をClojureでもできることが興味深かった。 specljやquick -checkのテストツールを知れたのも良かった。 もっとClojureでプログラムを書いてみようと思わせてくれました。2024/06/25