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出版社内容情報
美酒を一献振る舞えばどんな難題も解決! 大晦日、雄里の友人が持ち込んだのは「宝探しをしてほしい」という謎の依頼で? 店に 居着く一言主のコトハと苦労人の店主が織りなす、季節の料理と日常の謎をどうぞ。
内容説明
美味しいお酒を一献振る舞えば、どんな難事件も解決してくれる。居酒屋「とりい」に居着く元カミサマの自称探偵コトハと、そんな彼女に迷惑かけられっぱなしの店主・雄里。年末営業も大掃除も終わり、あとは静かに酒を飲み交わしながら年越しを迎えるはずだったが…。大晦日の朝に店を訪れたのは、雄里の大学生時代の友人。そんな彼がコトハに依頼したのは「宝探し」という突飛な依頼だった。凸凹コンビが織りなす、季節の料理と日常の謎をどうぞ。
著者等紹介
佐原菜月[サハラナツキ]
2011年に刊行した『シアンの憂鬱な銃』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
22
さくさくと♪1作目の残念な感じが薄れたような。おせち料理って、ずっと継承されるかな?そう思うあたしは準備してないのです^^;2017/09/28
メルル
20
「おしながき」だが、料理はちょっと物足りなかった。コトハのぞんざいな話しぶりは、神様でもちょっと許せない。でも許せない理由は見た目の若さのせいだろう。おせち料理はそれぞれ意味があってそれを大切にする気持ちもいいけど、美也子の西洋おせちだって美味しそうだ。たまには、西洋おせちに浮気したっていいじゃない(笑)2017/07/22
よっしー
18
どの話も謎としては薄いのかもですが、最後はほっこりさせてくれるお話でした。個人的には認知症のおじいさんが、味覚と嗅覚で一時的に記憶が戻ったお話。奇跡みたいな話ですが、確かに人の記憶は何かしらの「物」を通して残るものですよね。一時の慰めかもですが、思い出した方も思い出して貰えた側も嬉しくなる瞬間に立ち会えたきぶんでした。2021/02/05
HANA
12
一言の依頼を解決していくカミサマの話、2巻。今回も短編。話の時期が年末、年始と成人式なのでそこまで物珍しい料理は出てこなかったけれど話としては面白かった。記者の話が一番気に入ったかも。2017/07/27
小梅さん。
8
コトハのキャラがナイスで楽しい~。 なにしろ神様なのでヒトとは色んな感じ方が違うし。 それを受け止めている雄里も懐が深い。 2人?の掛け合いが楽しい。 最初に謎解きの依頼をしてきた先輩が豪快でいい。 かっこいいよね。 偶然だけど、時期がぴったりのおせちネタはそうだよね、と。 込められた想いってあるから。 そして、いくら心がこもっていても、長いネールでのお料理はパスかなぁ。 あとがきを読むと、ゆっくりペースのお方なのね。 このシリーズの続きもいつか読めるといいな。2019/12/26