メディアワークス文庫<br> 明治あやかし新聞―怠惰な記者の裏稼業

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メディアワークス文庫
明治あやかし新聞―怠惰な記者の裏稼業

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048926768
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第23回電撃小説大賞《銀賞》受賞!!ぞわっとして、ほろりと出来る。 怠惰な記者のあやかし謎解き譚。

日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者、内藤久馬。そんな彼も好奇心が疼けば記事を書く。傍に用意するのは、怪談奇談に妖怪本。彼が書く記事は全て妖怪にまつわるものなのだ。
ある春の日、少女が新聞社へ乗り込んできた。彼女の名は井上香澄。久馬の記事が原因で、友人が奉公先を追い出されたのだという。冷たい対応の久馬に代わり香澄に声を掛けたのは、妖美な男・芝浦艶煙。曰く、むしろ妖怪記事は人助けになっており、友人は貞操の危機を免れたのだというが!?

さとみ桜[サトミサクラ]
第23回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。

内容説明

日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者、久馬。そんな彼も好奇心が疼けば記事を書く。傍に用意するのは、怪談奇談に妖怪本。彼が書く記事は全て妖怪にまつわるものなのだ。ある春の日、少女が新聞社へ乗り込んできた。彼女の名は香澄。久馬の記事が原因で、友人が奉公先を追い出されたのだという。冷たい対応の久馬に代わり香澄に声を掛けたのは、妖美な男・艶煙。曰く、むしろ妖怪記事は人助けになっており、友人は貞操の危機を免れたのだというが!?ぞわっとして、ほろりと出来る。怠惰な記者のあやかし謎解き譚。

著者等紹介

さとみ桜[サトミサクラ]
第23回電撃小説大賞“銀賞”を受賞し、『明治あやかし新聞―怠惰な記者の裏稼業』(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

68
妖怪の仕掛けをすることで問題を解決していくという、某有名シリーズのような設定。もうちょっと明治感がほしいところだが、端境期であるこの時代でないと仕掛けが成立しにくいという目の付け所はいい。2017/04/08

よっち

41
明治初期を舞台に書かれた記事が原因で友人が奉公先を追い出されたと新聞社に乗り込んできた少女・香澄が、妖怪にまつわる記事ばかり書く記者・久馬と友人・艶煙と共に人助けをするあやかし謎解き譚。新聞社に乗り込んだ香澄が知る記事が書かれた本当の事情。手伝いをするようになった香澄の心境の変化。普段はぐうたらな久馬がまっすぐなゆえに危なっかしいところもある香澄をきちんと助けたり、だんだんお互いを知ることで少しずつ変わってゆく二人の距離感がなかなか良かったですね。気になるコンビでしたし続きがあるならまた読んでみたいです。2017/05/02

はな

38
装丁だけで購入。思った感じの内容ではないけれど、登場人物の掛け合いがテンポもよくスラスラと読めた感じ。新聞社での記事とは違う本当の内容が本当はあったという部分が本当は優しい人なのだなと分かることもでき良かった。2017/05/05

ami*15

33
発売前から読みたいと思ってたけど今更になって読みました(^◇^;) 「あやかし新聞」というタイトルですが妖怪とかは出てこなく、むしろ恐怖というよりは人助けという面で怪奇ネタを使うというのが面白かったです。「妖怪は、人のやさしさから生まれた」という艶煙の台詞はお話の世界観を一言で表す言葉だと思います。久馬と艶煙といった香澄と関わる2人の男子もお互いタイプが違っていてどちらも好きになれるキャラクターでした。(どちらかといえば私は艶煙の方が好きですが)明治時代が舞台のお話というのも良かったです。2017/12/01

シータ

26
安定の銀賞枠。これは中々面白かったですね。表向きは妖怪にまつわる記事を書く新聞記者の久馬、それと役者崩れの艶煙。あるトラブルで彼等の裏稼業を手伝う事になった香澄。この三人の関係性がとても良い。もっと暗い話なのかなと思ってたけど、基本的にはどれもいい話だったのでいい意味で裏切られた。最後の久馬の話は感動したよ。香澄もちゃんと主人公してた。今後の三人の恋愛事情も気になりますね。2018/02/05

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