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出版社内容情報
修道士に大切なのは愛と――拳!? 最強の≪殴りクレリック≫が通る!長い戦争が終わり、晴れて無職になった流浪の剣匠アルナルド。仕事を求めて渡った新大陸で彼が出会った修道女は……かつて「戦鬼」として戦場を恐怖に陥れた魔導兵士ウルスラその人で――!?
時代遅れの剣士アルナルドと元・最強の魔法兵器にして敬虔な修道士ウルスラ、そして伝説に名高い魔女王のへっぽこ娘・ファウスタが繰り広げるヒロイック・ファンタジーが開幕!!
「お前ウルスラか?」「いいえ違います」
物理無双の殴りクレリックがまかり通る、この物語の行方は――さあ、どうなる!?
奇水[キスイ]
電撃文庫『非公認魔法少女戦線』でデビュー。同シリーズの他に、メディアワークス文庫『猫とわたしと三丁目の怪屋敷』がある。
鍋島 テツヒロ[ナベシマ テツヒロ]
内容説明
長い戦争が終わり、晴れて無職となった流浪の剣匠アルナルド。仕事を求めて渡った新大陸にて彼が出会った修道女は…かつて「戦鬼」として戦場を恐怖に陥れた魔導兵士ウルスラその人で―!?「お前、お前は…ウルスラ、か?」「違います」時代遅れの剣士アルナルドと元・最強の魔法兵器にして敬虔な修道士ウルスラ、そして伝説に名高い魔女王のへっぽこ娘・ファウスタが繰り広げるヒロイック・ファンタジーが開幕する!!前代未聞な物理無双の殴りクレリックがまかり通る、この物語の行方は―さあ、どうなる!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
17
なにその世紀末オープニングみたいな感じ。ストーリー背景自体は重厚な感じだけれど、キャラクターに関してはわりとウルスラさんの筋肉一点突破な状態。そのためか、前述の背景も良くも悪くも。重厚さとのギャップギャグという利点もあるけど、あえて一点突破にしなかったがためにミスマッチ感も出てしまっている。もう少しキャラ設定をいかして突き抜ければよかったかなぁと、そういうコメディにしてしまっても構わないと思う。というか、裸に剥いたってそういうことか。個人的にはファウスタが好み2016/11/17
まるぼろ
15
戦争が終わり剣を振るう時代も失われていくだろうと新大陸に移った剣匠アルナルドだったが、初めて受けた依頼で組む事になった修道士はかつての敵で戦鬼と恐れられていた魔導兵士ウルスラだった…と言う所から始まるお話です。普通に面白かったです。ヘルメスが登場した辺りからシリアスな話に変わって行きますが、それまでの何処か空回りした仕事の依頼の話も微笑ましくて面白かったです。でもだからって最後のウルスラの変化と言うか降臨劇はどうかとは思いましたが…w 単巻で纏まってますが、次巻が出るようなら読みたいかもです。2016/11/17
真白優樹
11
長い戦争が終わった世界で、流浪の剣匠の青年が且つて戦場で無双していた修道女と出会い始まる物語。―――新たな風が吹く世界、その胸を何が満たす。長い戦争が終わり、新たな常識が吹き込みつつある世界、時代遅れになっていく、後悔を抱えた彼等。それでも、かつて自分の中を満たしていたものの代わりに自らを満たすものがあるから。だから、彼らは前に進んでいける。全体的に言えば、コメディ的な風が吹いているものの根底には様々なテーマが内包されているといえる物語である。新しくなる世界、彼らはどうするのか。 次巻も楽しみである。2016/11/13
ホシナーたかはし
10
リャン師父(からくりサーカス)の発言を何度も読んだ身としては、ウルスラの戦法が変、力だけで逝かない。それと魔道と魔術の違いがイマイチよくわからない。2016/11/21
niz001
9
『殴りクレリック』の文字に惹かれ「非公認魔法少女戦線」の著者かー、と購入。2章ぐらいまではコメディやと思ってたけどだんだん重たくなってくる。2016/11/11