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出版社内容情報
古都、鎌倉で不思議なひと夏をすごしてみてはいかが? 鎌倉の老舗不動産、その御曹司とのお見合いを仕組まれた清花。相手の雅秋は美しい青年だったが、彼は幼少より霊が見える体質に悩まされ、世捨て人のような生活を送っていた。
とある事故のため、清花は雅秋と同居する羽目になる。なし崩し的に鎌倉不動産の仕事を手伝うことになった清花だが、それは雅秋の能力を必要とするいわくつき物件の調査だった。歴史ある鎌倉という土地柄のあやかし物件たち――清花の不思議な夏が始まる。
安東 あや[アンドウ アヤ]
東京都在住。メディアワークス文庫『新宿陰陽師』でデビュー。趣味は旅行と街歩き。
内容説明
鎌倉の老舗不動産、その御曹司とのお見合いを仕組まれた清花。相手の雅秋は美しい青年だったが、彼は幼少より霊が見える体質に悩まされ、世捨て人のような生活を送っていた。とある事故のため、清花は雅秋と同居する羽目になる。なし崩し的に鎌倉不動産の仕事を手伝うことになった清花だが、それは雅秋の能力を必要とするいわくつき物件の調査だった。歴史ある鎌倉という土地柄のあやかし物件たち―清花の不思議な夏が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
52
なんで私が御曹司とお見合い?結婚!帰ろう!と思った瞬間幽体離脱??(笑)。面白かったです。ただ幽霊が見える人って大変だろうなぁとちょっと可哀想になりましたが。不動産屋さんも大変なお仕事です。マンション建ててもそこで何か起こったら事故物件となりますものねぇ。となると駐車場を経営する方が楽かしら、実入りは少ないだろうけど(^^;2020/06/18
佐島楓
50
傷ついたものたちの出逢いとして興味深く読んだ。ただ、最後の章は飛躍が過ぎて無理がある。でも、このスタイルで続編を読んでみたい。2016/10/17
coco夏ko10角
33
鎌倉が舞台の小説はたくさんあるけど、中には「これ別に鎌倉じゃなくても…」とか「現地取材したんだろうか…」って思うものも。でもこの作品はそんなことなく、著者が鎌倉を好きで魅力を描こうとしてるのが伝わってきてよかった。主人公が離魂してしまうのもただ男女が一緒にいるためかと思ったらちゃんと不動産の調査で活きたり。結構面白かった。2016/10/06
ぽぽ♪
27
安東さん、初読みです。幽霊を見ることが出来る雅秋と、幽体離脱する体質になった清花が、事故物件を解決する事になり…幽霊が見える所為で過去に傷を負った雅秋と夢を挫折した清花が、お互い歩み寄って行くのが良かったです。紗英さんについては、本当に可哀想だったけど、良かったんだと思います。続編希望です!2016/11/24
よっしー
25
「あやかし」とあったからどんなホラーな展開かと思っていたのですが、思った以上にほのぼので、読みやすかったです。急に幽体離脱するというのは普通に考えて中々な恐怖なのですが、そこまで怖い雰囲気にならないのは良いですね!!雅秋も単に人付き合いが苦手なだけで、ちゃんと清花の事を思ってるみたいですし…二人の今後が楽しみです。ただ…第4話は複雑な気持ちになりました。やはり、霊よりも怖いのは生きた人間なのかも知れませんね。2021/06/21
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