メディアワークス文庫<br> プリズム少女―四季には絵を描いて

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メディアワークス文庫
プリズム少女―四季には絵を描いて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 373p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048918671
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

どうして、僕は大学受験をするのだろう。そんな疑問と共に、高校三年生を迎えた少年・真崎は、予備校にてかつての友人である千代川可苗と再会する。四季の巡りを追うように、天才と呼ぶに相応しい彼女と共に紐解かれていく四つの謎。美しき少女の才能に触れる傍らで、少年は未来へ進む目的を探し始める。そして最後に浮かび上がる、可苗に隠された悲しき秘密とは―。目的なき未来に戸惑う少年少女を描く、静かな熱に満ちた青春ミステリ。

著者等紹介

八重野統摩[ヤエノトウマ]
北海道札幌市出身。立命館大学経営学部卒。書店員をしながら執筆活動を続け『還りの会で言ってやる』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

26
大学受験が迫る高校三年生になりながはも志望校,そしてその先の夢について考えることができない真崎賢太郎。一応として通っていた予備校で小学校当時友人だった容姿端麗,才色兼備の千代川可苗と再会する。才女の千代川に触れながら未来へ進む道を模索し始める青春もの。一応野球部最後の夏の配球読み,少女が万引きした理由,千代川の家庭の秘密とミステリはあるんだけどキャラもストーリーも単調で山がないのでいつの間にか始まっていつの間にか終わってる感じで中途半端な気がした。まず真崎の夢のなささが共感持てなかった。美術館の話での→2014/08/11

ソラ

25
青春ミステリってわけじゃなかったけどとても面白かった。後書きまでいって気づいたけど還りの会でいってやるの作者さんだったのか。最後はわかっていたとはいえなかなか切ない。2013/08/17

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

20
(試合中に外部と連絡取ってちゃ)いかんでしょ。 ちょっと切ない青春ミステリ、これは好きな人にはたまらんだろうな。 受験や進路といった目的なき未来に戸惑い迷う主人公の心情描写が、非常にリアルに描かれてましたね。 ただ個人的には、面白かったとは言い難いところもありましたかね。テンポやリズムは各章とも良いんだけど、野球編以外は展開的に最後まで盛り上がりに欠けたままだったというか、淡々とした雰囲気に味気なさを感じちゃったですね。 著者のデビュー作のほうも気にはなってますが、すぐに読んでみたいかは微妙な感じ?2013/08/13

hukimax

16
全体に漂う侘しさとか苦さが非常に私好みでした。青春ミステリと謳っているわりに、あまりミステリではないですが、一応、日常の謎系列ですかね。若干無理やりその形に押し込めてる感はありましたが。その他何かと惜しいと思う点はあるものの、真崎と千代川の絶妙な距離感とか個人的にツボです。最後はそうなるだろうと分かってはいても、やっぱり切ない。玉置も報われないのであろうなぁ。あと、グリーングリーンは小学校の給食時によくかかっていたなぁとしみじみ。著者の前作もビター青春モノらしいので読んでみようかと思います。2013/08/29

zaki

14
前作で作者さんが気に入り購入。今回も高校生がメインのお話。高校ミステリーと書いてあったけど読んでいたらそんなに謎とかは気にならなかった。普通に「青春してんな」とか呑気に思いながら読んでいました。全体的に普通に面白かった。読み始めると結構のめり込んで一気読みしてしまいました。しかし、最後は何を探しに行ったのかわからず少しモヤモヤ!なのでまたもう1回読み直していきたいと思います。多分いろんなところに伏線が隠れていると思うので2度目はまた違った面白さがあると思います。千代川さんが思ったより戦○ヶ原さんだったw2013/08/01

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