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内容説明
魔人ハオスの手に落ちた生まれ故郷を救うため、冒険者ギルドを訪れたクロード。そこで彼が出会ったのは、レミエルという少女だった。見た目は十一、二歳ながら(ほんとうは十六歳)恐るべき剣の腕前を持つレミエルと、彼女の相棒で隻眼の美少女僧侶アルマに、「へっぽこ」とバカにされながらも、なんとか仲間にしてもらうことができたクロードは、少しずつふたりと心を通わせながら冒険の旅を続けることに。そしてついに故郷へと戻り魔人ハオスと対峙した時、クロードが目にするものとは…!?
著者等紹介
志村一矢[シムラカズヤ]
第5回電撃ゲーム小説大賞“選考委員特別賞”受賞後、受賞作『月と貴女に花束を』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
11
本編の番外編という事ですが1冊だけで終わらせるのには勿体ないですね。アホタレの祖母レミエルの冒険をもっと読みたいと思わせる出来でした。相変わらず話の設定や展開はベタだけどファンタジー作品として手堅く作り上げる力量は流石です。敵の掘り下げ不足や展開があっさりと行き過ぎなどダメな点もありますが。とりあえずこっちも男はヘたれで女の子がやたらと強いのには笑いました。2014/04/14
るか
5
アホタレがよく言っていたばあちゃんのお話。これからが本番って感じなのにこれで終わりなんですか・・・。レミエルかわいいかっこいい!本編の時はこんなちっこい人とは想像してませんでしたが・・・。アルマもいいキャラしてますねー。レミエルにデレデレなのにへっぽこにまでツンデレキャラで仲間には優しいんでしょうね。本編といい外伝といい男はアホタレやらへっぽこやら凄い呼ばれ方ですね(笑)レミエルの伝説は始まったばかりですがしっかりと伝説を作ったんでしょうね。次回作にも期待です。2013/07/12
藤崎
4
最終巻はボーナスステージな前日譚。とはいえ、本編では直接出てこなかった祖父世代の若かりし頃のお話なので、気分的には新作みたいなものでした。1巻で出会いから仲を深めて過去を乗り越えボス戦クリアと、一通りコンパクトに揃ってまとまっている印象。よく言えば読みやすく、逆に言えば物足りない、そんな構成でした。なんとなく、本編との繋がりはちゃんと意識されているというか、所謂「語る予定のない伏線」が結構ありそうなので、読み込んでみればもっと面白くなりそうな気もします。ともあれ、次回作も期待です2013/07/14
nawade
3
★★★★☆ アホタレ勇者レックスくんのお祖母 ちゃんであるレミエルの活躍を描いた前日譚。電撃文庫MAGAZINEに掲載された2話と書き下ろし1話で構成。1冊の中に作者がこれまでの作品で描いてきた要素をギュッと詰め込んだような内容でした。この後に続くであろう竜を巡る冒険も読んでみたくなる読後感をもった作品です。2013/07/10
ブー
1
外伝!本作、主人公の祖母の若かりし頃の物語。この設定だけでも1作品出来る気がする。この作品基本主人公がヘタレで、ヒロインが強いってのはお約束ですね。個人的にトモエさんとの出会いとか、その他の冒険譚とか読みたいですね。2014/04/21