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内容説明
かつてオーディンをはじめとする北欧の神々は、「神々の黄昏」と呼ばれる神同士の最終戦争により滅び、その異能の力である神紋は人間へと受け継がれた。皇帝に仇なす者「血誓兄弟」のロスト―ノルンの民の生き残りである彼は、帝国を統べる永劫帝とその部下・仮面の男によって過去に大切な家族を唐突に奪われた。そんな悲劇を代償に神紋を得たロストは、一族を滅ぼした者たちへ復讐を誓うのだが、彼の前には強大な神紋を持つといわれる皇帝直属の精鋭集団「ビフレスト」が立ちはだかるのだった…。神紋を持つ者の戦い、その宿業は北欧神の陰謀か、それとも終焉の予兆か―運命の男を中心に物語は静かに動き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1_k
10
物凄く物足りない。何が足りないんだろう? キャラ、設定、描写、展開、ガジェット、どれをとっても個性がゼロ。それに輪をかけて、読者の感情移入を阻害するような書き方をするからか。用語にしても、普通は北欧神話を元ネタにしても、変な当て字やゴロや独自解釈でひねってみるものだが、この作品ではそのまますぎる。企画の原案のような印象を受けた。これを叩き台に、いろいろな要素を入れたり引いたり試行錯誤して、初めて面白い作品になるのでは?2013/06/18
朝夜
7
読了。全体的にモッサリした感じの話でした。パッとしないというか…う〜ん、グダグダというか読んでいてのめり込めないというか中途半端な印象。 あと戦闘中に喋りすぎねコイツら。 主人公の能力もありきたりだったし話の展開も微妙であまり楽しめなかった… 一番気に入ってたキャラ死んじゃったしねぇ… 続きは買うか微妙な所です2013/06/10
アウル
7
北欧神話をモチーフにした能力系バトルファンタジー。プロローグがが凄く読みづらく感じた。内容としては読んでいると主人公の能力はコイツ何やろうなと思ったら予想通りだったり結構先の読みやすい展開だった。2013/06/09
クロフォン
6
全てが唐突に始まりそして終る。5、6冊をまとめてどっこいしょ的な感じがまた何ともいただけない。帯が面白そうで買ったが、ガッカリの一冊だったなぁ。2013/06/14
鑑真@本の虫
4
貰い物。 北欧神話を題材とした作品。 皇帝に仇なす「血誓兄弟」の首領・ロストが、仲間たちとともに帝国との決戦に身をおく。 キャラクターの能力は、すべて神紋(ルーン)に基づくものになっており、世界観が統一的で分かりやすい。 また、主人公たちが適度に強いので、余計な描写が少なくて読みやすかった。 しかし、総合的に退屈なやり取りが多く、無闇に仲間が無くなっていくので、読者が置いてきぼりな感覚が否めず、出来としては中の中。 北欧神話に関わる部分はよく研究が為されていたので、その点は好評価。2014/06/27