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内容説明
小さな村の竜鱗高等学校に、篝火御霊という少年が転入してくる。実は彼は、妖怪の血を引いている者だった…。妖怪が暮らす世界「天邪神宮」からやってきた御霊は、「人間らしい暮らしが、妖怪に出来るのか?」という試みのため、人間界で生活することになる。愉快な妖怪仲間の応援もあり、学校で出会ったボーイッシュな少女・七緒美久地と、人間らしい青春を楽しむのだが―。妖怪と人間の架け橋になろうとする御霊を待つのは希望か、それとも絶望か?夢に向かって突き進む妖怪少年を描く、ドラマティックな伝奇ストーリー。
著者等紹介
翡翠ヒスイ[カワセミヒスイ]
ライトノベル作家。1991年8月3日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
王蠱
15
想いだけでも、力だけでも。妖怪と人間の共生を望み、実現させようとする主人公のバトル&青春ラブコメ。根幹の設定などは同種の作品と比較しても特段突出しているわけでもないが、それを忘れさせるくらいキャラや物語の運びをしっかり描けているのは好印象。キャラとイラストのマッチ具合も非常に高く、シリアスもあるがそれがいわゆる「誰得シリアス」でない、しっかりとシリアスたり得る理由があってのものだから不安はあっても不快はない。ラブコメ寄りの少年漫画というか電撃文庫を骨格にMF文庫のラブコメの気配を組み合わせたような読み心地2013/05/13
水無月冬弥
11
翡翠ヒスイ先生(@hisui_seven)の #ラノベ キャラもいきいきしているし、展開も悪くはなかったんだけど、最後がバッドエンド&打ち切りエンドな終わり方しているのが、なんとも微妙。やっぱりラノベは気持ちよく読みたいですよね。(あらかじめバッドエンドっぽい話はのぞく)2013/05/31
中性色
9
もっとほのぼのした感じかと思ったけど、良くも悪くもしっかりとストーリーがある感じで。とにかくこの人は他もそうだけど、題材に対して文体が堅い堅いアンド堅いといった感じだからミスマッチ感がな。そんな中で弐毛のボケっぷりが面白い。それと美久地のキャラ設定とかも、ボーイッシュ美少女とか最高でしょう。話の形としてはまだ判断がしづらい感じで、次にどうなるかって感じだろうか。個人的には美久地、弐毛、玉露が好み。2016/07/15
ゴローさん
9
ちりさんが表紙だったので購入。ほのぼの系かと思いきやなかなかに切ないストーリーで面白かったです。ラストの10年越しにやっと分かり合えた2人だったのに記憶を封印して美久地の元から去らなければならない御霊の気持ちを考えると泣きそうになりました。子芥子さんも妖怪のしての特性と人間として1人の人を愛する葛藤がとても切ない。悲しい幕引きとなりましたがそれでも希望を捨てない御霊が素晴らしい。1巻の時点で上手く完結してるのですがこれが2巻以降どうなるか楽しみでもあり不安でもあります2013/10/08
1_k
9
タイトルと内容の不一致が激しいぞ。タイトルから想像されるゆるい話を期待して開いたら、かなり重く堅い話。冒頭が設定の羅列になるので、学校編が始まるまでがものすごく読み進めるのに抵抗があった。本編が始まってしまえば、ありがちながらも手堅い展開になるのだが。そのあたりも含めて、全体的に悪くはないが、出来がいいとも言い難い。今後に期待。2013/05/17
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