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内容説明
「みなさんには、ケーキのように愛おしい宝物はありますか?」―大切な想いが込められたものには、必ず他人を魅了する力があるといいます。女子大生・中屋明海が訪れた噂の洋菓子店「リリーベリー」は不思議な店でした。一年間限定開店、店に置かれるケーキは一日一種類のみ、そして、スイーツの主役であるイチゴショートがないこと。そんな店に疑問を抱く明海でしたが、ある事件をきっかけに、問題の店のパティシエ兼青年店長・竹下望と一緒に働くことになってしまい…!?一軒の洋菓子店に纏わる、愛おしい物語。
著者等紹介
大平しおり[オオヒラシオリ]
岩手県出身。第15回電撃大賞応募をきっかけに『リリーベリー』を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優愛
86
山奥にひっそりと佇む洋菓子店「リリーベリー」在り来たりで、けれど理由も無しに心温まるドSで一流の腕を持つパティシエと女子大生のラブストーリー。洋菓子店では定番のイチゴショートを頑なに作ろうとしない望に何があったのかがやはり見所。心の内を知る程に近づき、知り過ぎる程に遠ざかる。そんな二人の距離にも注目ですね。いつだってこの物語の中で人と人を繋ぐものは美味しそうなケーキばかりでたまらなく幸せな気持ちになります。そして読み終えた後には真っ赤な苺の乗ったクリームたっぷりのショートケーキが無性に食べたくなるのです。2014/12/30
ひめありす@灯れ松明の火
75
タイトルから優しいけれど少し切なくて悲しい、かあいらしい御話なのかと思っていたら『肉があるならケーキも食べればいいじゃない』な感じの、明るく元気で天然な肉食ヒロインと若干影の薄いパティシエの元気いっぱいなラブコメでした。賑やかさ加減に『まれ』を思い出してしまう私。出来る事ならもうちょっとラブを丁寧に!なんで明海ちゃんは和志を諦められたの?ケーキもいいけれど、肉がおいしそう。豚とろ食べたい。何処行くのも自動車だったり、住民総出の変な伝統行事だったり、田舎の暮らしが寂れ楽しい感じが文章全体から伝わってきました2015/06/26
ううち
51
表紙のイラストとはちょっとイメージが違ったけれど…少女マンガみたいで読みやすかったです。出てくるケーキが輝いているようで美味しそうだった。三千円の林檎飴も気になるな…。パワフルなお姉さんと逃亡犯の教授のキャラがよかった。2014/05/06
た〜
34
イマイチ。出だしは面白かった。和志くんが非常に良い味出していたし、彼に恋する主人公の空回りぶりもいい感じだったのに、彼が居なくなった途端に失速。主人公の心変わりで更に失速2017/05/05
こかげ*ゆるゆる
33
表紙と、イチゴショートのない…というところにひかれて*少しシリアスで、静かなお話かな、と思っていたら和要素・お笑い満載のお話!ヒロイン明海も焼肉甘いもの大好きで、底なしに食べるし♪♪盆踊りでハードロック賞とっちゃうしwwwでもケーキの描写は絶品で、常に食べてるような気分を味わわせてくれた!(^^)!1年限定のお店の、風景描写も読み返すくらい美しかった(´艸`*)*だけに、もう一人の主人公オーナーパティシエ竹下くんの苦悩が浮き彫りで、本当に厳しかったけど…明海のよさに気づいてよかったよかった‼**2014/07/17
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