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内容説明
「きちんと、仲良くすごすからっ」「最高の夜にしてみせますからっ」『―夕くんとの、クリスイブを』様々な想いを抱えたまま、クリスマスの季節がやってくる。二人の“はな”が願うのは、夕と二人っきりで過ごす最高の聖夜。それはすなわち、どちらを選ぶのかの答えにも直結する大問題で…。花が提案するのは、観劇にディナーにライトアップの中のデート。一方、華さまは雪山でスキーで叔父の別荘にてお泊まりデート。映像編集が終わったら答えを出すという課題も一旦山積みのまま、いきなり突入していく聖なる夜の行方は―!?“だぶるはな”で贈る学園青春ラブコメ、三角関係も佳境に突入の撮影7回目。
著者等紹介
岩田洋季[イワタヒロキ]
1983年12月13日生まれ。広島県出身。『灰色のアイリス』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
23
この巻は終始楽しかった…楽しくなければならないはずなのに、この後待ち受けているであろう出来事に不安をとにかく煽られる一方。もうおそらく最後の”ひと押し”であったのだ。最後に夕も、二人にそれこそ”はな”を持たせようとしたのだ。いやまあそんな感情持ってないで、純粋な気持ちで過ごしているんだろうけどね、夕は。でもこれから起こる出来事も、どんな結果であろうと受け止める覚悟はもう出来ているのだろうと…しかも一方は受け止めた上で、まだ好きでいることは間違いなしであるし。とりあえず、皆が報われればそれ以上のことはない。2015/10/22
中性色
12
今回はクリスマスが中心。どっちかというと、ラストにむけてのつなぎみたいな感じの構成になってる。にしてもあとがきにもあるけれど、ここからどっちかは無理があるだろ。それもだぶはなの魅力がきちんと表れてるからなんだよな。案外すみれちゃん案を採用した方がいいんじゃ。あと毎回量がある方と質が高いほうで別れるよね。それぞれの選択がどういう結果をもたらすのか、そういったところも見どころかな。個人的には花派なんだけど2016/10/26
王蠱
9
ここまで読んでようやく自分がこの作品好きになれない理由が分かった。自分に自信がないやつばっかだからや。全体として毎回毎回うじうじパートが長引き過ぎるところがあるしシリアス・青春要素をしっかりやろうとしすぎるあまりラブコメの爽快感がどこまでも削られてる。いっそ既成事実作ってくれりゃ挽回できたかもなのに・・・2013/08/19
ころん
8
クリスマスを控えたある日。知佳の一言で、花と華はどちらが夕とクリスマスを一緒に過ごすか競い始める。しかしとある決意をした華は花にクリスマスイブを譲ると言い、夕に2人で一泊旅行に行きましょうと提案する。華さまとのスキー旅行と、花との観劇デートと、見えない部分で動きはじめる華さまと花に関わるあの重大な事。相変わらず夕の前ではとても可愛いふたりだけど、今回は恋愛面以外でも進展があって。わたしは華さま派かなー。2013/08/13
Mu@仔羊堂
7
もうね、夕は爆発すればいいと思う!(笑)だぶはな恋愛三角物語7巻目は恋人たちの聖夜クリスマスイブ!たぶん知佳先輩の企画のようなみんなでパーティになるんだろうなあと思っていたら違った。二人の”はな”それぞれと一夜を過ごすこの展開は、彼女たちの魅力がよりたっぷりと描かれて、うん、素敵だ。それにしても、これ、どうするんだよ?ほんとに夕はどちらか選ぶの?選べるの?そしてその時"はな"たちはどうなっちゃうの?ふ、不安だあ。ちなみに個人的にはやっぱり華さまが好き。その決して逃げない意志の凛々しさに涙が出そうになる。2013/10/21