メディアワークス文庫<br> 演じられたタイムトラベル

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メディアワークス文庫
演じられたタイムトラベル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048912075
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大学生の朝倉僚は、目を覚ますと知らない場所に閉じ込められていた。ずきずきと痛む頭、はっきりとしない直前の記憶、首に巻かれた無骨なワイヤー。そして、その場所には“ある共通点”を持つ人間たちが集められていた。かつて制作の頓挫したゲームアプリ“SOD”―その開発者たちが一堂に集められ、ゲームのプレイヤーを“演じる”ことを命じられる。矛盾を起こせば死―記憶だけを頼りに“抜け落ちた時間のイベントを補完する”、決死の舞台が幕を開ける。

著者等紹介

土橋真二郎[ドバシシンジロウ]
『扉の外』で第13回電撃小説大賞“金賞”を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

た〜

23
時間移動のないタイムトラベル。かなーりエグい。2013/04/30

星野流人

22
私見ではあるが、これまでのメディアワークス文庫における土橋作品は、「殺戮ゲームの館」ではゲーム性を、「生贄のジレンマ」では人間の心の闇を描くことにそれぞれ特化した作品だったように思う。メディアワークス文庫では3作品目となるこの作品では、ゲーム性も心の闇も、つまり土橋さんの得意とする両ジャンルをうまく交えた作品に仕上がっていると思う。突如として押し付けられたゲームを行う中で、人間同士の汚さや疑心暗鬼を描き出す。緊迫感のあるシーンでは、読んでいるこちらも緊張してしまう。2012/11/30

しぇん

13
館物ですがこの展開の気持ち悪さは流石としか言えません。ゲームの方は画像もついていましたが少し解り難かったですが緊迫ある展開で楽しむ事ができました。個人的に土橋先生の作品で一番好きな殺戮のフクナガアイという名前でびっくりしました。学生結婚してるのか……。2014/01/02

伊瀬有佐

13
土橋月間二冊目。土橋さんはMW文庫のほうが本領発揮出来るんじゃないかなぁ。「殺戮」から二年後の世界、らしい。矛盾を起こさないよう、未完のゲームを補完させつつゲームクリアを目指す話。4章からが本番。土橋さんのキャラクターって、設定似てるから同一人物かと錯覚する。ネクタイ苦手な小柴さんとか。そして毎回出てくるウサギ……。あぁ、フクナガアイって……そういうことね! そういえば、今回コーヒー出てこなかったな。2013/04/11

hiroy

13
漢数字繋がり。やっと帰ってきたな土橋どこ行ってたんだよ土橋と言いたくなるような正統土橋。やはり電撃でなくMW。今回も気がついたら拉致られてました系のデスゲームだが結構な緊迫感。ゲームサークルに属していた男女6人が「殺戮~」に通ずるエンタメ用殺し合いを強制させられる。昔作ってたゲーム、ゾンビからの脱出が目的だが作ってない部分の空白時間を埋めるという変な作業まで入って複雑。しかも方眼の床に沿って架空の壁から出たら死亡とか、遊びなのにキツイ縛り。前作のように誰が殺し役かわからない恐怖よりは落ちるが充分に面白い。2012/12/20

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