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内容説明
初速400キロとも言われるスピードで飛び交う、真っ白なシャトル。目にも止まらぬ小さなそれを打ち合う華麗かつ苛烈なスポーツ―それがバドミントン。自らの力を信じて、入学した高校でも意気揚々とバドミントン部に入った南太一は、先輩たちとの実力の差に愕然とし、落胆する…。それでもバドミントンを続けていこう。そう決意した太一は、ライバルや先輩たちに、正面からぶつかっていく―。
著者等紹介
朽葉屋周太郎[クチバヤシュウタロウ]
1988年、千葉県生まれ。『おちゃらけ王』で第17回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
34
徹頭徹尾口の悪い経験者一年生と、ひよこキャラの天才素人親友部員と、これから影が濃くなるのであろう二年生と、かっこうよすぎる三年生とおそらくそんなに強くないだろう女子部員達による顧問のあんまり出てこないかもめ高校バトミントン部物語。南と伊波の口の悪さは、普通に体育会系だったら締められそうなものだけれど、あんまりそれはないのね。しかし恩田部長が格好いい。あんた部長の中の部長だよ!何というストイックさ……。開かない扇子の中の信念とか素敵すぎる。さらに影の薄い二年生に一体何があったのかなど気になるので続編に期待!2012/12/03
苺
9
中学生のときに個人競技がしたくてバドミントン部に入った主人公と中学最後の大会で倒せなかった伊波が同じ高校に入る。地区大会は2複1単で、部内には県内2番目の実力をもつシングルスプレーヤーがいたため、主人公はいやいや伊波とダブルスを組むことに。このペアの成長だけではなく部内の事情も共感できるものがあって面白かったです!2022/11/10
りちゃ
8
息子のお薦め本。面白かった。スポーツに青春をかける高校生のありとあらゆるものがギュっとつまっている。単純に、純粋に楽しめる。たった3ヶ月でこの成長。若いって伸びしろがある。この後の、かもめ高校バドミントン部が気になってしょうがない。2020/04/18
a3h2m3-723
6
最高に面白かったです。私も高校時代バドミントン部だったので、当時が蘇ってきました(^^)専門用語も多く出てくるのでバドミントン分からないと少しとっつきにくいかもしれませんが。恩田先輩イイなあ!2012/10/11
yuki@おぐ
6
高校生男子が生き生きと描かれています。高校生男子も結構大変だし、頑張っているなぁって。とても読みやすくスラスラと読めましたが、バドミントンを知らない人には、ちょっとテクニック的な部分は難しいような気もします。南の成長が可愛いし、恩田部長が格好いい、ヒガシ先輩もいい味出しているし、、こういう先輩でありたかったなぁと思う。。南も伊波も、いい先輩になって欲しいな。。。続巻待ってます(笑)2012/10/07