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内容説明
監獄結界からの脱出を果たした、仙都木阿夜と六人の魔導犯罪者たち。彼らの目的は“空隙の魔女”南宮那月の抹殺だった。阿夜の奸計によって魔力と記憶を奪われた那月は、幼児化した姿でなぜか浅葱に保護されることに。脱獄囚たちの襲撃で窮地に陥る浅葱の運命は?一方、重傷を負った優麻を救うため、古城と雪菜は巨大企業MARの研究所を訪れていた。そこで古城たちを出迎えた人物とは―?世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第5弾。
著者等紹介
三雲岳斗[ミクモガクト]
大分県出身。主に小説などを書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Susumu Miki(Dik-dik)
43
「監獄結界」前後編の後編。古城は「霧化」を習得した。有名な「世界5分前仮説」には、作品世界と作者へのメタファーを感じたり感じなかったり。前巻で吸血を免れた優麻も結局血を吸われるとか、安定の正妻雪菜さんとか、安定のチョロイン紗矢華さんとか本作お約束の横で、今回は活躍する浅葱姐さん(ただし報われない)とか、本巻最大のギミック「サナちゃん」とかで楽しめました。美森ちゃんに隠せていると思っている古城くん、読者視点だと超マヌケ。「凪沙ちゃんの裏の人」とか絃神冥駕とか、本巻は以降の話の伏線っぽいエピソードも満載です。2015/11/06
Yobata
40
那月の隙を突いて監獄結界から脱出した仙都木阿夜。監獄結界の鍵が空き、魔導犯罪者達が脱獄し、南宮那月の抹殺を試み、絃神市に解き放たれてしまった。当の那月本人は阿夜の手により記憶を奪われ、幼女化し、浅葱に保護されていた。一方、重傷を負った優麻を助けるため古城が向かった先は、母親のいるMAR研究所だった。命を狙われる那月と浅葱、それを食い止めようとする古城。その裏で阿夜は何かを画策しており…。波朧院フェスタ後編。監獄結界から逃げ出した囚人たちのバトルが熱い…が主人公の古城はその誰とも戦わないw炎精霊のおっさん→2013/05/24
ナオフミ
38
やはり成長していく主人公はカッコいいなと素直に感じました。巻数を増していくたびに新たな力が解放していく、これは主人公の覚悟の表れでもあり、この作品にとっては新たなヒロインの登場も意味しているので、一度で二度美味しい感覚になります。所々に物語の伏線が貼られていて世界観でも読者の心を鷲掴みにしています。2024/02/03
王蠱
36
前回以上の総力戦。主人公サイドだけでなく敵サイドの各人も個性的かつ魅力的なやつばっかでもう戦闘シーンが楽しくて仕方ない。魔術や魔族という存在を通して論じられた「世界そのもの」にも何か謎めいた部分があるようだし、本当にこのシリーズは続巻への繋げ方が巧い。ヴァトラーの部下は対腐女子要員ばかりかww!あの仮想人格設定した那月ちゃんはやっぱり内心色々あるんだろうなぁ・・・(苦笑2012/10/10
中性色
34
あの人の心の準備はいつできるんですかねぇ……。そんな前巻の続き。お母さんもユウマもいいキャラしてるな。敵さんがそこまで強いわけでもなかったのは気がかりかなーと思うけども、収めるにはこのぐらいがいいんだろうな。サナちゃんの仮想人格は面白いけどどうなんかなぁ。この人は盛り上げるところでしっかり盛り上げてくれるのがいいな。いろいろな裏線とか雪菜の告白とか諸々含めて。今後にも期待できる作品化と。2014/07/20