電撃文庫<br> 世界の終わり、素晴らしき日々より

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電撃文庫
世界の終わり、素晴らしき日々より

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048868945
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

敵対する近隣国『高国』との開戦直後、突如として人類のほとんどが消えた“終わってしまった世界”。その片隅で出会ったチィとコウ。2人の少女は古いトラックに乗って旅に出た。スケッチブックを手放さない人見知りのチィと、いつもポケットに拳銃を突っ込んでいる皮肉屋のコウ。2人がある日たどり着いた街、そこには、戦争と消失の混乱で散り散りになった『高国』の軍人が潜んでいた―。「あんたが生きた世界は素晴らしかった?」シンと静まり返った世界。希望と絶望をボロボロのピックアップトラックに載っけて進む少女たちの旅物語。チィとコウが行き着く先、それは―。

著者等紹介

一二三スイ[ヒフミスイ]
ライトノベル作家。平成2年1月23日生。宮崎県出身、兵庫県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

53
「高国」との開戦直後、突然人類のほとんどが消えてしまった“終わってしまった世界”に二人で旅をするチィとコウの少女。ある鉄塔の記憶だけを頼りにチィと旅をする飴玉が好きなコウは、チィを守りながら「高国」の軍人が潜む廃墟へ近づくことに…。人類の消えた世界という終末もので、その終末のノスタルジーさとその中を旅する純粋な少女のチィと戦闘慣れしてるコウの心の距離感が繊細に描かれてたね。コウと「高国」の軍人との戦闘は緊迫の心理描写の連続でなかなかスリリングだったけど、この作品の本質はやはりチィとコウの関係だろうね。→2015/12/13

七色一味

34
読破。いわゆる終末もののファンタジー作品で、『風の名は~』+『こちらニッポン』という感じです。なんとなく作品世界の空気感は感じるんですが、背景がファンタジーっぽくぼやけてしまっていて、輪郭がつかみにくい感じがします。ただ、続きは気になりますね。なんといっても個人的には好きなシチュエーションなので^^2015/09/26

中性色

34
んー、つまらなくはないけど評価が難しい作品だなぁ。カラー絵にあったように季節や景色をめぐってのふわっとした作品だと思ってたので、意外とアクション要素あって驚きというか。そういう意味でも幕間で無意味に要素をぶっこんでくるのはどうかと思ったかなぁ。もっとあらすじに書いているような二人旅を前面に出したほうがいい気がする。言葉の使い方とかは結構好みかなと思うんだけど。2015/02/03

七月せら

26
死んでいるように生きている人へ。戦争と、人が消えた世界と、銃と、スケッチブックと、飴と。思い出せないこと、思い出したくないこと。分からないこと、約束したこと。さっきまで隣にいたのに、たった一発の銃声であなたのことが分からなくなる。自分のことも分からなくなって、ぐちゃぐちゃに考えて出した答えは大体いつも間違ってる。どうすればいいのかなんて、心の一番奥が知っているのに。だって、旅の終わりが想像できないのは、きっと今がこんなにも輝いているから。嫌な事だらけの世界で、幸せでありますように。2016/09/12

ソラ

24
あらすじや設定を読んで旅に出よう、滅びゆく世界の果てまでを思い出した。つくづく自分はこの設定が好きだなぁ。2012/09/24

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