電撃文庫 チェンライ・エクスプレス〈２〉

百波 秋丸【著】

アスキー・メディアワークス（2012/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 344p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048868020
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

三年前、王国中を震撼させた『チェンライ・エクスプレス』の列車脱線事故。人外たちの運命を一変させた悲惨な事故の裏側には、ある人物の邪悪な思惑が隠されていた…。事故で人造人間になってしまった少年、両親を失ってしまったエスパーの女の子、結婚間近の恋人と生き別れたメデューサ、脱線を防ごうとして罪を着せられた狼男、―国内初の巨大テーマパークを舞台に、それぞれの過去に決着をつけようとする人外たちの雪辱戦が繰り広げられる。未熟で欲張りな人外たちが大活躍する疾走ファンタジックアクション第２弾！死者が一晩だけ蘇るという鎮魂祭の夜、物語が動き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ごぅ。]

三年前、王国中を震撼させた『チェンライ・エクスプレス』の列車脱線事故。人外たちの運命を一変させた悲惨な事故の裏側には、ある人物の邪悪な思惑が隠されていた…。事故で人造人間になってしまった少年、両親を失ってしまったエスパーの女の子、結婚間近の恋人と生き別れたメデューサ、脱線を防ごうとして罪を着せられた狼男、＿国内初の巨大テーマパークを舞台に、それぞれの過去に決着をつけようとする人外たちの雪辱戦が繰り広げられる。未熟で欲張りな人外たちが大活躍する、死者が一晩だけ蘇るという鎮魂祭の夜、物語が動き出す。群像劇良。

2017/03/19

[ころん]

ハートランドというテーマパークができ、王即位記念日が近付いていることもあり騒がしいチェンライ王国。しかしハートランドの裏側ではとある計画が進められていた。雑多でにぎやかな雰囲気が読んでて楽しい。王即位記念日の催しのひとつである像のパレードに向かって、何人ものキャラが出会って関係しあってトラブルに巻き込まれて、でも最後はみんなが笑顔になれるラストでよかった。ベアトリのお嬢様がもっと見てみたいし、マナとトウアの関係も気になるし、ジンノは相変わらず良いキャラしてるなぁ。もっとチェンライ王国での騒動が読みたい。

2012/09/12

[ハルクイン]

またもそれぞれの運命が結びつき、ある出来事が紡がれていく。楽しかった。マナとトウアの二人はもちろんジェリコとチャオのコンビが好きだ。

2012/09/06

[1_k]

うまい。圧倒的に上手い。前巻よりも確実に腕を上げている。盛り上がりどころをあらかじめ最後に用意しておき、そこに向かって様々な視点を駆使して着実に一段一段必要なイベントを積み上げて、クライマックスに至る。これだよ、これこそが群像劇だよ。単純に視点と主要人物を絞れていないだけの失敗系群像劇に爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。そんな圧倒的なうまさ。

2012/08/24

[水無月冬弥]

#ラノベ　今回もいろんなキャラの行動が１点に集中するのがいいい、それにジンノが思ったより万能じゃなくていい感じです。あとマナちゃんがんばれ

2012/08/14