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内容説明
それは或る雨降りの日の出来事―不可思議な幻聴『ネジの悲鳴』に悩まされている工藤卓巳に突然の口づけを与えたのは、旧態依然とした異世界“妖精郷”を改革しようという野望を抱く“翅族”の美しき王女・ロロットだった。“改革派”の急先鋒として尖りすぎなロロットは向かうところ敵だらけ。そして、彼女とのキスをきっかけに不思議な妖精を操る能力を得た卓巳もまた“保守派”の人々に狙われることになり―。強烈に危険で凶悪にキュートな妖精姫と『ネジの悲鳴』を聴く少年が巻き起こす、異世界改革系ファンタジック・アクション、ここに開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
16
ヒーホウ。なかなか手を出さないジャンルだけど、あらすじを見てビビッと来たので買ってみてよかったと思えたな。登場するキャラが全員が全員どこかネジがぶっ飛んでるやつらでこういう話は自分好み。バトルに関してはちょいご都合主義だし、主人公がなんでいつの間にそんなやれてんだと思いながらも、ページ数的には割かしアッサリなのがどう映るかというところかな。キャラ的にはロロットが好みだけど、燎も嫌いじゃないかな。2015/04/06
METHIE
11
これは良かったね、ボーイ・ミーツ・ガールとわりと苦い描写があるの後のミスファーブルに繋がっていて一貫しているなぁと思った。2014/08/23
ゴローさん
11
ヒーホウ!皆村さんの絵に釣られて買ったのですがなかなか面白かったです。一応、異能力物なのですが、妖精に関するものなのも面白いですし、なにより主人公のイット達が可愛いwロロットも自分好みのロリっ子なのですがとんだ悪女でしたね。もう出番はなさそうですがミューニシアや凸凹コンビが良いキャラしてたので再登場を期待します。2012/09/26
norstrilia
10
好きだったんですよね、このシリーズ…。好きなヒロインのタイプが変わってないことが分かりました笑2015/05/06
彩雲
10
『灼眼のシャナ』の枠を埋める作品に育てて欲しい現代異能バトルものでした。表紙とタイトルで損をしているような気が。ヒロインは平和だが閉塞した状況を破壊し新しい時代を創る事を志す革命家な妖精の王女ロロット。主人公はそのロロットに運命の騎士に選ばれ、自身の意志でそれを受け入れた少年。二人の運命の出会いが時代を変える!というお話。ロロットが実に良い。自分の志が多くの人に死と不幸を撒き散らす事を理解しながらそれを踏み砕いて進む『悪党』である事を受けれています。善悪はともかく面白い。あと二人のバカップルぶりも楽しい。2012/08/05