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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
55
《購入》心が暖かくなる本が読みたくて手にした本。花の妖精に出逢ってみたくなる。どのお話も涙が止まらない。2014/07/08
hirune
50
花の声が聞こえる花屋さんってそんなにいいことなさそうな…。主人の草介はどうやらいい男らしいけど、どっからどう見ても奇行の目立つ変人σ(^_^;)あやめちゃんはいつもキリキリ怒ってばかりでトゲトゲしてて可愛くないしなぁ。。ちょっとウェット過ぎて私の好みではなかった☆2015/05/07
ひめありす@灯れ松明の火
49
華やかで大きな花弁を湛えた花を、空洞のひょろりとした茎が必死に支えている。美しくあれと、自らに課すように『辛抱強く』咲くガーベラ。剣と茨の一本道、共に戦った戦友の『悲哀を慰める』様に小さく可憐な花を散らしたアキレア。人が花を生けるのはそれが幸せの道ならば、人の哀しむ道の助けをするのが私達の幸せと『破れた恋』に癒しを説く白と黄の菊花。『あなたを愛します』『あなたを愛します』『あなたを愛します』只管に告げる良き便りは菖蒲の花に託されて。人と花、相思相愛の物語。幸福を信じて、私から菖蒲の花に。『信じる者の幸福』2012/07/12
はる
25
最初花と話せるって聞いたとき村山早妃の花咲家を思い出したけど、全然違ってた。しかも、最後のあやめのどんでん返しにビックリ‼️まさか‼️って感じでした。2018/08/01
エンリケ
23
草花の癒しの力を具現化したかの様な一冊。植物の偉大な力を信奉する僕にはすんなり入り込めたが、草木と会話が出来る花屋さんという設定は好き嫌いが別れるかも。花達の個性が微笑ましく、又その自己犠牲に少し物悲しさを感じた。草花を利用し、何気なく使い捨てしている我々だが、この作品を読んで仇やおろそかには扱えないと自戒した。全体的に優しいタッチのお伽噺だが、植物としかコミュニケーションを取らない主人公に少し危うい不健全さを感じてしまった。とはいえほっこり癒されたのも事実。他の雨宮作品も是非読みたくなった。2014/05/14