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内容説明
借金1000万円を抱え悩んでいるところを美人でお金持ちのOLお嬢様・三井澄花にスカウトされ、借金取り立てをすることになった青年・菱見勇司。澄花が教える「取り立ては救済」という言葉どおり、勇司はその誠実さによって債務者の悩みを解決し、自身の借金も返しながら仕事にも慣れ始めていた。だが一方で、逃げてお金を返さない不誠実な客やカードを悪用する客と出会い、悩みや不満を一人で抱えていってしまう。そんな中、お金を回収できない焦りからキレてしまう勇司に、澄花は真摯な対応が大切だと訴えかけるのだが…!?厳しくも優しい、美人すぎるOL上司に学ぶ借金返済ラブコメディ、第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
15
さくさくと♪二巻目はお金でヒトを繋がろうなんてダメよって。この作家さん、あとがきによると、カード会社にお勤めだと、道理で詳しい訳だわ。お仕事本として読んだ方が楽しかったかも。2015/02/17
アウル
9
約束不履行をネタにしているのは良かったが最後のオチが茶番だったのが残念。それ以外は面白かった。2巻で打ち切りなのが勿体ない。2014/02/02
える
6
9+:クレジットカードを使う身として、非常に勉強になる作品です。著者自信が取り立てのプロの方なので、取り立ての仕方などがちゃんと筋が通っていて非常にわかりやすく、またラノベ風に実際にあった事例をアレンジして作品が作られているため読みやすく面白いです。今巻は金券に纏わるお話で、最近金券を買う際にクレジット支払いが断られる謎もこれを読んで解決しました。クレジットカードは便利だけど悪魔が住んでいるということを改めて確認させていただいたので、今後は計画的に安全に使用していこうと思います。2012/03/13
たこやき
5
著者が本職だった、という告白で色々とぶっとんだ(笑) 前作に続き、現金化業者とかはある。そして、不誠実な相手を前に悩む勇司。それでも「取立ては救済」を貫くなど、テーマ性は強く出たと思う。そのためには悪役にでも、というのは良かった。ただ、終盤はかなりご都合主義だし、法的にもアウトなような……。というか、薀蓄なども先細りは間違いないのだし、テーマだけでそれぞれの生き様を描くような短編の方があっている、という思いをますます強くした。2012/05/23
零崎夢織
4
自分のお金ならどんな使い方をしてもいい、そんな考え方に警鐘を鳴らす巻。2017/01/15