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内容説明
推薦入学で大学デビューして女の子にモテようか、それとも将来のために上を目指して大学受験しようか。進路に悩む俺、高校3年生・桜井真人の前に突然、未来から“俺”が時間を超えてやってきた!しかも二人も!!チャラ男とガリ勉の桜井真人…って本当に俺かよ!?でも俺の秘密(エロ本の隠し場所)を知ってるし…どうやら本物。そして、どちらの未来を選んでも最悪の人生らしい…。そんな中、クラスメイトで同じく進路に悩む『氷の女王』こと高瀬涼と仲良くなった俺は高瀬の未来も不幸らしいと聞いてある決断をすることになるが…。ちょっと大人の“俺ら”とおくる、未来系・青春ラブコメ!(…なのか!?)。第18回電撃小説大賞“電撃文庫MAGAZINE賞”受賞。
著者等紹介
高樹凛[タカギリン]
『明日から俺らがやってきた』で、第18回電撃小説大賞“電撃文庫MAGAZINE賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
22
タイトルからドタバタコメディを想像してましたが、実にまっとうかつ良質な青春ストーリー。やはりこういう主人公がヒロイン一択、そして真面目に真摯に努力する系は読んでいて気持ちがいい。未来の自分をあっさり受け入れすぎだろうとかの描写力不足は否めませんが、いい意味での新人らしい勢いがあり、大変好感度の高い作品でした。ヒロインの涼がまたいいですね。妹がもう少し恋のライバル的に絡んでくればもっと面白かったかもしれませんが、それはまあ求めすぎでしょう。ところでこれからすぐ2巻に取り掛かりますが、どう繋げてるんだろう…?2013/01/25
524
16
☆8、5 進路に悩む主人公のもとに未来の自分が現れる学園ラブコメ。ベネッセの冊子かと思うほど綺麗な受験成功談。反面、時間モノとしての作り込みは少し甘く、期待していたレベルではなかった。まあラブコメメインっぽいのでそれほど問題ではなさそう。キャラは野郎含めてみんな好み。そして優ちゃんの出番が少なすぎ。口絵の人物紹介で期待していたのでちょっとがっかり。【お気に入りキャラ:高瀬優】2012/02/13
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
13
受験か推薦かで迷い進路の瀬戸際にいる主人公の前に、受験を選んだ未来の自分と推薦を選んだ未来の自分がある日突然やってきて!?というお話。 俺×3の掛け合いやヒロイン・高瀬さんとのやり取りが好きですねー。 ただ、個人的に高瀬妹はいらんキャラだった・・・単発でまとまった話にしといて、もし売れたら続編出す時のラブコメ要員にでもって魂胆が透けて見えるようで、そこはちょっと気に障ったかな。
京和みかん
12
第18回電撃MAGAZINE賞をいただいた受賞作です。テーマは「未来は自分が作るもの」といったところでしょうか。いわゆる青春ライトノベルで、未来から二人の自分『俺ら』がやって来て、騒動が起こるという展開。それほど目新しい設定はないけれど、どこかニヤニヤしてしまう良質ラブコメになっています。『未来から二人の自分がやって来る』というSF設定は少し使いこなせていない感じもしましたが、こういう青春小説では無粋、ですかね? いずれにしても、楽しめた作品でした。続きも読みたいと思います。2017/01/20
1_k
10
これは面白いわ。ラノベらしからぬ、男がたくさんな始まりから、綺麗に恋愛物に続いていく。上手いというか、ひたすら綺麗。流れるようにラストまで続いて、納得のラスト。コテコテのハーレム物も良いけど、こいういのもね。堅実にして手堅い作風を今後どう展開させていくのか期待。2012/03/08