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内容説明
なんでも屋を営む男と元気が取り柄の女子高生。男は霊を見ることができ、少女は霊に好かれていた。そんなふたりの怪奇でのんきな短編集。公衆電話の囁き、声を聞いた少女は恐怖と出会う(「囁き」)。腹を引き裂き自殺した妊婦、彼女の身に起きたこととは?(「はじまりのひとり」)。脳を持たない霊はいかに思考するのか。そもそも霊とは(「霊に魂の不在を説く」)。ベルクの名曲を巡る、ふたりの奏者の物語。(「ある天使たちの思い出に」)。以上四編収録。
著者等紹介
寺本耕也[テラモトコウヤ]
ライターとして主にゲーム関連の雑誌や書籍を多数執筆。2010年『超能力者のいた夏』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
48
幽霊が見える男・沢木と霊に好かれる女子高生・雪穂。なにげなく選んだ本だったが怖かった~( ;∀;)。4編のうちの最初の2編はあり得る話みたいで怖さが増した。後の2編はそれなりに好い話で締めくくったように思う。中途半端で終わっていたのが何気に有り難い。怖いまま突き詰めたら夜寝られん( ;∀;)。これも続編ありとあるが、朝の日を浴びて読もう。憑かれちゃ・・👀も当てられん2020/04/21
☆kubo
18
初読みの作家さんですが、思ったより面白かった。ちょっと頼りない感じの何でも屋@霊能力あり と、しっかりした女子高生の話。毎回出てくる死体描写がグロいのも私的にはスパイスが効いていて良い。1話目のラストは感動ものっぽく書いてるが、かなり不気味だろう。妊婦の話はまだ先がありそう。中年オタクは憎めない感じで面白かったし、ピアニストの話は泣けたしで、なかなかバラエティにも富んでいて良かったです。2014/05/22
いずむ
16
方向性に1本筋が欲しいな、というのが素直な感想。まじめに霊に立ち向かうのか、コミカルに成仏に導くのか。。そもそも続かないのであればこれはこれで、という話なんですが。続くみたいなので。見えるのに払えない、では、実際、最後の短編では別に沢木がいなくても話として成り立ちうるワケで。かと思えば「はじまりのひとり」はメッチャシリアスに展開しておいて、「それで?それで!?」と思うところでプッツリ。。方向性を間違うとメディアワークス的には「0能者」との住み分けも必要になってくるのでは、と。そういった意味では注目の作品。2011/12/29
miroku
14
霊の新解釈が面白い♪ デジタルだね?2018/09/15
Amy
14
「よしよし、うにゃーは今日もうにゃーだな」名言かも!うにゃー可愛い♡可愛すぎる!第3話の女風呂に行きたいくだりが楽しかった。2013/05/16
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