内容説明
供養・戒名は必要か?浄土はあるのか?宗祖の言葉はなぜ正しいのか?曼荼羅の心とは何か?日本人の生活感・行事・習俗から捉え直した仏教のリアルと歴史。
目次
はじめに…だれにでもわかる仏教の歴史
飛鳥・奈良時代 日本仏教の始まり(飛鳥・斑鳩の寺々;インドから日本へ;奈良の大仏がつくられたわけ;鑑真来日の背景;奈良時代の終わり)
平安時代 法華・浄土と密教のひろまり(最澄・空海の仏法;お寺参りのひろまり;怪異への恐れ;来世を祈る極楽浄土;聖と上人の誕生;心と人間らしさの肯定;冥土の旅)
鎌倉・室町時代 中世の戦乱のなかから(奈良と鎌倉の大仏;神と仏の日本列島;戒律の復興と祈祷;鎌倉新仏教;禅宗の伝来;無常の文学;将軍と禅僧;法華一揆と一向一揆;戦国の寺社)
江戸・明治以降 供養の仏教(お寺と檀家;講と諸国寺社詣で;近代国家の仏教;戦後仏教;肉食妻帯)
おわりに…鐘が鳴るなり法隆寺
著者等紹介
大角修[オオカドオサム]
宗教評論家。1949年、兵庫県に生まれる。東北大学文学部宗教学科卒。出版社に勤務後、地人館を設立し、同社代表として仏教書・児童書を中心に編集・執筆活動を続けて現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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