内容説明
秘められた未知の悦楽は、「学校では教えてくれないこと」ばかり…筋金入りの読まず嫌いが改心するまでを描いた、或る文学者の告白。
目次
はじめに 余は如何にして読まず嫌いとなりし乎。
名作―読んだことはないけど、気になる。
物語―度の強い「嘘つきメガネ」。
学校―麗しく理不尽な学園小説。
恋愛―ロマンスは読むものか、するものか。
犯罪―『モルグ街の殺人』はほんとうに元祖ミステリなのか?
恐怖―ホラーを論じて「心」の問題に及ぶ。
歴史―世界がお前をこづき回すなら。
ふたたび物語―読まれることで、世界は変わる。
文学全集―意味の接着剤。
文庫本―身の丈一〇五ミリの、青春のお供。
好き嫌い―「わかる」と「おもしろい」
読書―あるいは独房を出て外の暗闇を歩くこと。
著者等紹介
千野帽子[チノボウシ]
パリ第4大学ソルボンヌ校に学び、博士課程修了。2004年から休日のみ文筆業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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