内容説明
まるで接点のなかった者同士が、音楽という共通項だけを頼りに知り合い、お互いの歴史やフェイバリット、価値観を取り交わすうち、必然的に恋に堕ち交際がスタートするが如く、バンドもまたスタートする。こいつらはアホまるだしだけど、誇るべき僕の仲間だ。愛と笑いの新型パンク小説。
著者等紹介
嶽本野ばら[タケモトノバラ]
京都府宇治市生まれ。2000年、書き下ろし小説集『ミシン』で作家デビュー。03年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』が2年連続で三島由紀夫賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あまりりす
3
このタイトルですもの!見かけた瞬間に「読みたい本」に登録ですわ!でもなかなか手に入れられなくて、手元に届いた時の嬉しさ!やっぱりパンクはいいよね!でもね、私はピストルズよりクラッシュなの、だからきっと生粋のパンクではないのだわ(生粋のパンクってなんぞ><;)いやもう、すっごく楽しくて、ワクワクしながら読みました!最後に注釈がついてる本文レイアウト、これがまたかっこよかった!目で追うのはしんどかったけども^^;DVDもバッチリ見ました、うん、パンクだ!Punk is not dead!面白かった!2013/10/19
しんちゃん
3
作家・嶽本野ばらは思った。パンクバンドをやりたい。これがとてつもなく面白い。バンド経験者も、そうでない方も、笑いどころ満載のパンク・サクセスストーリーになっている。そしてなんと、初ライブの映像がDVDでスペシャル付録されている。2009/02/13
ウメ
2
連載途中に大麻で逮捕されるなんて。それこそパンク精神全開じゃないですのん。音源も聞いたけれど、作家野ばらのネームバリューがなければ成り立たない拙さ(辛口)。バンド活動が楽しそうだからいいんだけどね。2014/11/10
絵理
1
オーケンのギターを手に取る本を思い出すくらい、笑えて、面白かった。嶽本野ばら氏のことはあまりよく知らなかったが、こんなキャラだったとは。2014/08/29
月-yue-
1
たしかに野ばらちゃんは元々耽美でもあったけど、それ以上にパンクとかアナーキーとか騒いでいたよねーって今更。前はそういうの興味ないから見ないようにして、それ以外のお耽美野ばらちゃんだけ見ていたけど。だからなのか意外というよりは、あぁこういう人だわー、ライブで暴れてるの想像つくわーって感じで読んでいました。なんにしたところでぶっ飛んでいることには変わりがないですね。2013/06/02