出版社内容情報
日本では、平和な日々が過ぎていく。一方、海外では大きな戦争や紛争が起きている。かつて戦場から還って来られなかった兵たちの絶唱にも似た俳句を通じて、当時の状況に思いをはせ、これからの平和を願いたい。
【目次】
内容説明
戦後八十年になる。日本は稀有に長い平和な日々を楽しんでいる。世界に目を向ければ、大きな戦争や紛争が起きていて、それを他人事のように見ていやしまいか。この時機に、戦場から還って来られなかった兵士たちの絶唱にも似た俳句を読み、当時の状況を再認識したいと思った。
目次
第一部 還って来なかった兵たちの絶唱(特攻兵の絶唱;平松小いとゞ(中国河南省) ほか)
第二部 ある戦犯兵卒の生涯―山本北溟子―心の平和の俳人(ある無名俳人の俳句;北溟子の出自 ほか)
第三部 「戦後八十年、昭和百年」に思うこと―みちのくの帰還俳人(米田一穂の場合(満州からシベリアへ)
佐藤鬼房の場合(インドネシアで捕虜に) ほか)
第四部 厭戦者を虐めた男―小野蕪子(中村草田男の場合;小野蕪子という人物 ほか)
著者等紹介
栗林浩[クリバヤシヒロシ]
昭和13年 北海道生まれ。民間企業にてエネルギー環境分野の技術開発・プロジェクト遂行に携わり、一線を退いてから俳句に集中、現在に至る。色々な俳句の特徴を知るため、複数の句会に参加。結社は現在「小熊座」「街」「遊牧」に所属し、現代俳句協会会員、俳人協会会員。超結社通信句会「連の会」共同世話役。第七回俳句界評論賞(現、山本健吉評論賞)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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