八月の書架 - 歌集

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  • サイズ B6変判/ページ数 180p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048846363
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

出版社内容情報

「ハリポタの貸し尽くされし八月の書架に魔法をとかす風吹く」
7年間で詠んだ歌から約400首を収録。
第1章は真夏の風景から、第2章には秋冬の記憶、第3章で春から夏への憧れを、季節の流れに沿って並べる。
跋文は伊藤一彦、栞は吉川宏志、乃上あつこ、久永草太が執筆。カバー装画は中村雅奈。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

chiaki

30
書家でもあり、中高一貫校の学校司書を勤める 著者の第一歌集。恋の歌は結構艶やかなものが多い気が。そんな中で、カメムシの交尾を日傘の先で引き剥がすという歌のシュールさは妙に刺さりました。図書館や生徒、本を詠んだ短歌は共感するものが多い。司書は「本の樹海の樵」かぁ〜♡ 「 右折する前の車のナンバーは〜」、車のナンバーに請求記号を重ねるのすごく分かる!歌人•吉川宏志さんの栞文も良き。"本の中の世界に触れることで自己が変化してゆく生徒を、適度な距離を保ちつつ見守っている眼差し"私もこうでありたいです。2025/10/29

Hanna

4
学校図書館司書をされている歌人によるもの。生徒との関りあいから詠まれたであろう「漱石の声色まねるきみたちの誰がいちばん似てるのかなんて」「そういえば声知らぬなり漱石も牧水もその文字は浮かべど」の着眼点がおもしろい。「ざぶざぶと絶えず油をそそぎつつ青春たちは泳ぎつづける」も生徒たちの青春ならではのいきいきとした感じがとてもよく出ている。2025/05/20

hr

2
短歌の良否を見る目を持っていないのに、買ってしまった。場面の切り取り方に面白味を感じたりはする。2025/10/30

仁藤

1
「そこにただいるだけでいい時もある存在の字のたてよこななめ」89点2025/05/04

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