Dance with the invisibles―歌集

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Dance with the invisibles―歌集

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048844413
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

出版社内容情報

予測不能の睦月都ワールドへの招待。

短歌という一ジャンルを超えた、人類の希求に対峙しようとする創作者の最初の書物をことほぎたい――水原紫苑

猫も雨も風も崖も一体化していくような迫力がある。睦月さんの歌には、様々な境界を越えようとする意識が通底している――東直子

意味として言語化・論理化される手前の印象や雰囲気、手触りといったものをコントロールするのが本当に巧みだ――染野太朗

【収録作品より】
春の二階のダンスホールに集ひきて風をもてあますレズビアンたち
木のスプーン銀のスプーンぬぐひをへ四月の午後は裸足でねむる
猫といふさすらふ湖(うみ)がけさはわが枕辺に来て沿ひてひろがる
口紅といふ制度さびれて三度目の春の一千枚目のマスク
いつか小さなアパートになつて冬の日の窓辺にあなたの椅子を置きたい

目次

1章(Dance with the invisibles;Sleeping Rhino ほか)
2章(けはひなく降る春の雨;十七月の娘たち ほか)
3章(記憶の広場;ゆふやみと強盗 ほか)
4章(緑の体重計;人魚の川 ほか)
5章(マルセイユ靴店;ひとりと猫一匹の食事 ほか)
6章(もくれんと地下駅;彼女に貸す香水 ほか)

著者等紹介

睦月都[ムツキミヤコ]
1991年生まれ。「かばん」所属。2016年より相田奈緒、坂中真魚両氏と「神保町歌会」を、2019年より温、吉田恭大両氏と詩歌の一箱書店&ウェブ連動企画「うたとポルスカ」を運営。2017年、「十七月の娘たち」で第63回角川短歌賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しゃが

50
装丁は外国の詩集のよう。私の体験を静黙な比喩で追体験。心がざわついた。「悲し、とふ言葉は今朝はうすあをき魚の骨格となりて漂ふ」「善き人がふいにつきたる嘘のごとくはらりと種を零すパプリカ」「「ポケットのないスカートのやうな夜の裾で置き場のなき手の熱を逃がして」「雨があなたの本性だった だとしても 硝子の窓に沈む紫陽花」「すこしづつ一人になれるやうに風、小雨はらみて吹きつけるなり」「人とゐて深く呼吸のできる夜 肺を得たりし魚のごとくに」「会はざれば人は貝殻のやう 手に拾ふどの貝殻もどこかかけてゐて」2024/05/16

カフカ

50
美麗な装幀に惹かれて。 とくべつ心にのこった歌3首。 「花提げてゆく妹の影ひとつわれの日傘の影に入れたり」 「心を、遠くに置く訓練を 十二月の夜空にオペラグラスをかざす」 「人間のからだにありて爪だけが作りものめいて美しいこと」2023/11/13

あや

34
家の中に積んだ本を整理していたら発見して一気に読む。角川短歌賞ご受賞から注目していた歌人さん。第一章がいちばん好きです。東直子さんの栞文を読んで東直子さんが角川短歌賞の選考委員だった時のご受章だったと思い出す。どなたがどなたを選ぶかというのは大事だなあと思う。装幀も美しい。2024/02/01

松本直哉

29
クローゼットに閉じ込められて、いないことにされて、小声で囁かれるか忌み嫌われるかだけだった女性同性愛を、堂々と真正面から歌いあげようとする歌人の姿勢がうかがえる歌集。深爪に込められた深い意味、香水や化粧品のやり取り、この世界にふたりで生き残ることへの決意、私が産んだかもしれない幻の娘の幻想などが文語を基調としつつも時折口語が混じる文体で歌われる。少し長い感想をブログに書きました。https://francoisdassise.hatenablog.com/entry/2024/11/13/1340582024/11/13

双海(ふたみ)

14
「かばん」所属。角川短歌賞受賞。「どの春も過去形になる 春だつた ターンで広がる風とスカート」「ひとを恋ふこころのうすさ 切り爪のふたつみつよつ切り零しつつ」「婚なさず子なさずをれば一日がシロツメクサのやうな涼しさ」2024/03/07

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