内容説明
エッセイスト岸本葉子の初句集。
目次
1 対岸
2 水の重さ
3 もの炊く匂ひ
4 だらだら坂
5 方位磁石
6 人のかたち
7 つちふる
8 自画像
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
エッセイスト。1961年神奈川県鎌倉市生まれ。2008年より作句を始める。2015年よりEテレ「NHK俳句」司会。公益社団法人俳人協会会員、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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旅するランナー
202
作者曰く、俳句は、思いがけない十七音が自分の中から出てくる驚き、その場を人と分かち合う高揚感を味わえるらしいです。お気に入りの一句は「嚔して酒のあらかたこぼれたる」かな、ハクション。ちょっと刺激されて、ここで一句、「観戦にコロナ感染夏五輪」。2021/07/30
けんとまん1007
43
17音に籠められた想い。短いからこそ、伝わるものもあると思う。17音で、これだけ、いろいろな色合いがある。感じ方も、人それぞれ。時間の経過とともに、変わってもいく。だからいいのだろう。2021/09/16