未来のサイズ

個数:

未来のサイズ

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年01月24日 18時36分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048843812
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

出版社内容情報

31文字のアフォリズム集。俵万智の新たな旅立ち。

内容説明

子どもを育てることは時代と社会に直面していくことだった。何気ない日常にこぼれ落ちる奇跡のような瞬間を切り取った歌の数々は、短歌という定型だからこそ獲得できた、三十一文字の箴言集ともいえる。未来への希望をつかんで放さない、俵万智の真髄がここに。

目次

1 2020年(今日は火曜日)
2 2013年~2016年(アコークロー;夏はそこまで;訃報;未来を汚す;海辺のキャンプ;台風の指;地面はいいなあ;寅さんだったら;しかたないさ!)
3 2016年~2019年(未来のサイズ;冷や汁;いただきます;コペルの時間;沈黙の川;新品の夏;空と口づけ;アビー・ロードに;友のいる場所;待合室;屋久島;みんな「いいね」リズム;愛はいつでも;我が「ラ・ラ・ランド」)

著者等紹介

俵万智[タワラマチ]
1962年、大阪府生まれ。85年、早稲田大学第一文学部卒業。86年、「八月の朝」50首で第32回角川短歌賞を受賞。87年、第1歌集『サラダ記念日』を刊行、翌年同歌集で第32回現代歌人協会賞を受賞。96年より読売歌壇選者を務める。歌集に『プーさんの鼻』(第11回若山牧水賞)『オレがマリオ』など。評論に『愛する源氏物語』(第14回紫式部文学賞)『牧水の恋』(第29回宮日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

158
2013〜20年に詠まれた第六歌集。大きな身辺変化に石垣島から宮崎への移住、コロナ禍が挙げられる。「子のために願うことなかれ願うとは何かを期待することだから」と戒める著者。しかし、成長とは希望を託される「世間」の一部になっていくことで、自身も窮屈になった世間に順応しつつ息子の「未来のサイズ」を懸念する。「最後とは知らぬ最後」の連続を噛み締めるためにも、不安定で「未来を汚す」社会・親としての自分・個人としての自分の関係性を整理するにも、自身の奔放かつ軽妙な短歌は重要なツールなのだろう。恋愛歌人の彼女も健在。2022/11/23

kinkin

114
短歌集。普段短歌に触れることがないが、著者の詠んだ詩はわかりやすさの中にも深みがあって気に入った。表紙にも載っている「トランプの 絵札のように 集まって 我ら画面に 密を楽しむ」 「コンビニのなくてもよさと便利さを知るコンビニのない街に来て」他にも気に入った詩がたくさんあった。詩を詠む楽しさがすこしだけわかってきたような気がした。図書館本2022/04/23

けんとまん1007

86
時期を分けての三部構成。こうやって読んでみると、改めて、その時のことを想い出す。起きてしまったこと、流行っていたこと・・・。時代の空気が、ここにある。1年後に読み直してみると、見えてくるものも違うのだろうなあ~。2021/03/08

けぴ

58
お気に入り:帰宅するまでが旅ならキャンセル料発生する日が旅のはじまり 雨の降る確率0%でも降るときは降るものです雨は 早起きのできない理由「面白い夢が最近多すぎるから」 冷凍庫のハーゲンダッツ思いきり食べねばならぬ停電の夜 何一つ答えたふりをする答弁という名の詭弁目立つ 制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている 「死ぬまでの待合室」と父が言う老人ホーム見学に行く 地球にやさしい地球にやさしいって言うじゃない?やさしくないのは人間ですから 動詞から名詞になれば嘘くさし癒しとか気づきとか学びとか 2022/09/28

58
やっぱり俵万智さんのものの見方と言葉選び、比喩、リズム、漢字とひらがなのバランス、暮らしの風景と心の紐付け、どれも素敵だと思う。俵万智さんの身体の中には、一瞬が、一語が、宝物のようにひしめき合っているのかな。早起きができないのは面白い夢が最近多過ぎるからとか、老人ホームは死ぬまでの待合室だとか、ご家族が言うことも面白い。笑ったり心が痛かったり、寂しくなったりワクワクしたり、不安になったりそんなものかと受け入れたり。細かく色んな感情を味わえる幕の内弁当みたい。あれとあれ好きだったな、と必ず思い出せるような。2021/11/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16710796
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。