内容説明
現存する昭和天皇の御製、すべてを収録！公表されていた８７２首に加えて新発見の２７０余首も一挙掲載。各首がいつ、どんな場面で詠まれたのかを宮内庁編修『昭和天皇実録』の解説をもとに補足。索引を引けば、あなたの故郷の歌も見つかる。「初句索引」「人名索引」「地名索引」「動植物名索引」「全国歌碑一覧」「８７年の御生涯略年表」付き。
目次
序章 明治末・大正時代
第１章 昭和の戦前戦中期
第２章 戦後の被占領時期
第３章 戦後の独立復興期
第４章 昭和三十年代の前半
第５章 昭和三十年代の後半
第６章 昭和四十年代の前半
第７章 昭和四十年代の後半
第８章 昭和五十年代の前半
第９章 昭和五十年代の後半
第１０章 昭和六十年代の前半
補章 晩年の直筆大御歌草稿
著者等紹介
所功［トコロイサオ］
昭和１６年（１９４１）１２月、岐阜県生まれ。名古屋大学大学院修士課程修了。同４１年４月から９年間、皇學館大学教員。同５０年４月から６年間、文部省教科書調査官。同５６年４月から３１年間、京都産業大学教授。同６１年、法学博士（慶應義塾大学・日本法制史）。平成２４年（２０１２）４月から京都産業大学名誉教授、モラロジー研究所教授など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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まる
4
昭和天皇のお若い頃～崩御直前迄の御製を年代順にまとめてある。TVの画面からは伺い知ることの出来ない率直で暖かい人間性が伝わって来て肝銘を受けた。ご家族離ればなれのご生活と度々耳にしていたが、そういう中でも夫としての香潤皇后への想い、兄として弟宮へのいたわり、父としての愛情も豊かに表現されていた。毎日のように歌を詠む生活は上皇后様にも見られるように優れた「うたびと」を生み出すと知れる。2019/05/23
