内容説明
日本画壇の最高峰、高山辰雄の精神の軌跡を辿る、著者最後の画文集。卒業制作から絶筆(未完成)まで、代表的な絵画20作品を収録。
目次
記憶
絵心にめざめる
画家を志す
暗中模索のころ
覚悟
葛藤
語りかける力
海外旅行
心に残る絵
絵の審査は難しい
画室にて
高野山・日月星辰
著者等紹介
高山辰雄[タカヤマタツオ]
1912年大分県大分市に生まれる。1933年師松岡映丘の画塾木之華社の門に入る。1934年帝国美術院展に「湯泉」が初入選する。1936年東京美術学校日本画科を首席で卒業する。1946年第二回日展に「浴室」が入選し、特選となる(第五回日展に「少女」が入選し再度特選となる)。1960年第二回新日展に発表した「白翳」に対して第一六回(昭和34年度)日本芸術院賞を受賞する。1965年第七回新日展に発表した「穹」に対して芸術選奨文部大臣賞を受賞する。1970年第二回日本芸術大賞を受賞する。1973年日展常務理事となる。1975年日展理事長に選出される。1979年文化功労者として顕彰される。1982年文化勲章を受章。1983年大分市名誉市民に推挙される。1987年世田谷区名誉区民として顕彰される。1989年日本芸術院第一部長に就任する。2007年9月14日、肺炎のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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